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放ったらかしのグレーゾーンの子どもたち

2025/02/19

「発達障害」という言葉が、割と頻繁に話題にされるようになりました。

この言葉自体は1963年にアメリカで法律用語として作られ、1970年代に日本に入ってきました。

発達障害とは、脳の働き方の違いによって、物事の捉え方や行動のパターンに違いがあり、

日常生活に支障のある状態をいいます。

主には、

 ・広汎性発達障害(自閉性障害・アスペルガー症候群)

 ・学習障害(LD=読解(ディスレクシア)、数学(ディスカルキュリア)、書き取り(ディスグラフィア)

 ・注意欠陥・多動性障害(ADHD)

 ・協調運動の障害(手足を同時に使うことが困難など)

 ・言語の障害(吃音など)

などに分類されます。

これらに対して、一定の基準で日常生活に支障がある、と認められた場合、

義務教育課程では、教員「加配」といって、

クラス担任以外に別枠で教員の配属がされるのですが、

その時に問題となるのは「グレーゾーン」と見られる子どもたちです。


こんにちは。

奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設しています葛原昌子と申します。

「グレーゾーン」とは、発達障害の特性がみられるものの、診断基準を満たさない状態を指します。


正式な診断名や疾患名ではなく、状態をあらわす概念です。


ですから、どの程度を「グレーゾーン」とみなすか、も


お子さんが通っている学校の「状況」によるところも大きいのです。

小学校でしたら、医療機関から「発達障害」と診断された子どもたちには、

通常クラスとは別に担当教員がついて、時折、クラス授業に参加しますが、

主には、担当教員がその子に合わせた授業を行います。

その年のその学校の状況で、あまりに発達障害と診断された子どもたちの数が多い場合、

「グレーゾーン」として対応してもらえる数も減ります。

なぜなら、教員側の「加配」による対応にも限界があるからです。

お子さんが「グレーゾーン」だと思われたら…


親の目で見ても、ちょっとこの子はこだわりが強いな、とか、反応が異常に強すぎる、とか、

これまでの子育ての中で、感じてこられたことがあると思います。

その「なんとなく」感じてこられたことが大事なんです。

ご自分の大事な子どもが、もしかしたら「発達障害のグレーゾーン」と思うこと自体、

親にとって苦しいことですし、不安も募ります。

ですが、「もしかしたら、グレーゾーンかも…」と感じられたこと自体、

根拠がないこと、ではないはずです。


最近は「グレーゾーン」と思われる子どもたちが増えてきている、ということを考え併せても、

「違う、違う!」と思うのではなく、「そういう傾向にあるかも」と一旦認めて、

それから、どういった対応をしていってやれば、我が子がスムーズにやっていけるのかを考えましょう。

そうです。お子さんが学校で上手くやっていけるかどうかのキーパーソンはお母さんなんです。


今までの子育ての中で、我が子が「こうなったら、もういうこと聞かない」だとか、

「この状況になったら、もうお手上げ」という経験がおありだと思います。

それは、どんな状況で、どんな反応として出てくるのか。

それを一度、ノートに書き出してみませんか?

同じことが、何度も繰り返されてきたと思います。


それで、その状態を回避するために、あなたがとってきた行動は、どういったものでしょう?

あるいは解決方法がわからずに、その状態になるのを「避ける」方法しかなかったかもしれません。

その「避ける」方法はどういったもので、その方法をとった場合、残る問題は何でしょう?

その子に応じた対応を考えていく上で、お母さんのこれまでの「経験値」は貴重なものなのです。

それを、担任の先生に話していってもいいのではないでしょうか?


担任の先生のこれまでの「経験値」と、お母さんであるあなたの「経験値」と。

二つ併せられたら、「ああ、こうしたらいいかも!」「こうしてみましょうか?」が

生まれてくるかもしれません。

そうやって、お子さんへの対応を一緒に考えていけばいいのです。

「発達障害グレーゾーン」でない場合も…


そのことは、お子さんが「発達障害グレーゾーン」ではない場合も有効です。

ちょっとしたお子さんの傾向で、もし、人間関係を築くのが上手くいっていないなあ、とか、

こういうところがこの子にとって苦手みたい、とか。

その子その子の「お困り」が見受けられた場合、積極的に担任の先生に相談を持ち掛けては、と思います。

「家では、こんなふうにしているんですけれど…」

とご家庭内での対応をお話ししながら学校での様子をお聞きし、

「お困り状況」に備えて、一緒にお子さんと考えていったらいいことはないか、

という視点で、お子さんとも話し合いができればいいですね。


「これが出来ない」「こんなことしか出来ない」と叱るのではなく、

「この子も困っている」といった視点で、「一緒に問題を解決しよう!」という、

親子のチームが作れたらいいですね。

「オンラインサロン沙羅Sara」で、この問題を取り上げます!


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