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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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セミナー
2017/05/16
シニアライフカウンセラー養成講座<初級>(3)  
前回の「初級講座B」の続きです。
第3講は「高齢者の住まい」。今年3月まで施設長をされていた福村拓良さんのお話です。
なぜ、高齢者の住まい探しが難しいかというと、「保証人の問題」「金銭面の問題」「情報源の問題」があると、テキストにありました。

主な老人ホームの種類と特徴は次のとおりです。
◯特別養護老人ホーム(特養)…〈要介護3〜5〉65歳以上で、常時介護が必要で、在宅で介護を受けるのが困難な人。全国での待機者は36万人。
◯介護老人福祉施設(老健)…〈要介護1〜5〉病状が安定しており、入院の必要はないが、看護や介護、リハビリを必要とする人。3ヶ月ごとに退所または入所継続の判定が行われる。
◯介護療養型医療施設…〈要介護1〜5〉病状は安定しているが、常時医療的な管理が必要な人。
以上3つが「介護療養型三施設」と呼ばれるもの。

◯軽費老人ホームケアハウスA型・B型…低額な料金で、居宅においての生活が困難な人を入所させる施設。生活相談・入浴サービス・食事サービスの提供を行い、車椅子も可。B型は自炊が原則。
◯グループホーム…認知症の高齢者が少人数(5〜9人)で居住・生活し、食事の支度や掃除・洗濯などを職員と共同で行う施設。
◯有料老人ホーム(介護付・住宅型)…ホームの職員が介護保険のサービスを提供する「介護付き」と介護サービスを提供せず、入居者が自ら外部の介護サービス業者と契約する「住宅型」がある。入居に際し、一時金が必要。
◯サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)…居室内は25㎡以上でバリアフリー、トイレ・洗面施設を備えなければならず、安否確認と生活相談が義務付けられている。契約は「賃貸借契約」。サービスは、別途介護保険料がかかることもあり、要注意。

福村さんの用意された資料には「ざくっと目安  介護の度合いとサービスの性格」と称した、介護の度合いによる老人ホームの選び方が図で示されたものもあって、非常に分かりやすかったです。
他には「介護の度合いと費用(予算)」の図もあり、「ホーム選びのチェックリスト」まであって、さすが、施設長をされてきた方だなあと思いました。

第4講は「整理収納・片づけ」。整理収納アドバイザー・認定カラーリストの出原好(いずはらよしみ)さんのお話。
「整理はお片づけではない」という話から始まり、「整理とは不必要なものを取り除くこと」=断捨離であるとのこと。
「いつか使うかも…」「まだ使える」「まだ使い切っていない」から捨てられない。
でもそれにとらわれず「使っている・使い道がある」かどうかで判断する、ということ。

「1、出して  2、分けて  3、収める」…この3行程だそうです。
持ち物全部を出して、「使っている・使い道がある」かどうかで仕分けして、必要なものを収納する…ということらしい。

モノの数は暮らす年数に比例して増えるので、理想は子どもの独立を期に減り、老後に向かって減るのが理想、だそうです。

そのために何より大切なのは「目的を設定する」こと。
どんな暮らしがしたいのか、どんな部屋にしたいのか。
それには、「いつ・誰が・どんな目的で使うモノか?」がポイントになる、と。

整理整頓の効果は次の5点。
  1 時間的効果…探し物をする時間がなくなる
  2 経済的効果…二度買いや備蓄の持ちすぎを防ぐ、引越しやリフォーム時にも荷物が少なくて安価
  3 精神的効果…スッキリ感や爽快感。人も呼べる。
  4 空間的効果…居心地のいいくつろぎ空間、車椅子が必要となった時の十分なスペース
  5 健康や介護に関する効果…ケガの予防にもなる

整理収納の5つの手順
  1 物を持ち続ける基準を作り、自覚を持つ
  2 不要なものを、勇気を持って処分する
  3 収納のための定位置を決める
  4 収納方法を決める
  5 収納空間の維持と管理をする

時間の経過による書類の使用率は、NAREMCO(アメリカ記録管理を協議会)の統計によると、6ヶ月以上経過で使用率10%以下、1年以上経過で1%以下の使用率となるそうです。「1年以上使用相手いないものは、『過去において使っていないものであり、今後も使い予定がないもの』と判断してよい」とテキストにありました。

他人に整理収納をすすめる時の注意点は「否定しない」だそうです。前向きな声かけで心を動かしてください、と言われました。

第5講は「代表的な葬儀トラブルとその防止法」。葬祭ディレクターの井上康孝さんの話。
前日に縦横無尽なお話を繰り広げられたので、指名もバンバンあったので、当てられないか、ちょっとドキドキでした。
トラブルは、やっぱりお金。

葬儀屋のいいなりにならないこと、複数人で葬儀屋と話をすること、だそうです。
いいなりにならないためのあれこれを教えていただきました。
たとえば、祭壇にも「白木」で8段階、「花」で15段階のランクづけがあるそうな。…びっくり! 全部で23段階ですね。

固定費として祭壇、お寺さん、寝台車(病院から連れて帰る)・霊柩車(火葬場へ連れて行く)があり、通夜供養として渡す品も、段々である、と。

できれば、見積もりを2、3社取ること。簡単に値引きするところはアブナイ。
セット料金になっているところは、そのセット内容を確認すること。
病院が勧めたところはダメ。
玄関、トイレが綺麗な葬儀社がいいけれど、それには事前に見ておかないといけない。 ということだそうです。

その後、20分の認定試験があり、終了。「中級講座」を受けに7月、旭川に飛びます。

画像は「ひろしま美術館」内のカフェの精算書入れ。ネコ付き。



セミナー
2017/05/15
シニアライフカウンセラー養成講座<初級>(2)  
「初級講座B」の第1講は、「終活」から始まりました。(有)キャリアプラン 代表取締役の大田晶子さんが講師です。特定社会保険労務士と、精神保険福祉士の資格をお持ちの方でした。
ご自身のご両親を見送られた経験をもとに、「就活とは何か」「公正証書とはどんなもので、どのように作成すればいいのか」「財産管理・整理の進め方」終末期医療への備えに必要なもの」という内容をお話しいただきました。

終活とは「『自分が死ぬまでのこと』と『自分が死んだ後のこと』の準備を意味します」とのことで、この言葉が広まったのは、2012(平成24)年に41歳で亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄さんが、「生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を決め、人生の最期を自分の望むように自分で準備して話題となったため」。(テキストからの引用)

大田さん独自の資料として、この金子哲雄さんの「相談していた医師への最後のメール」や、葬儀に用意された挨拶文など、その具体を知ることができました。(その他、大田さん独自の資料は、テキストに書かれていることの具体を示すもので構成されていて、内容を深めることができました。)

財産の管理については「整理することと、家族の共有の認識が必要」とのことでした。パソコン関連で、目に見えないものの整理にも注意を向けることを言われました。パソコンについては、平成15年から市町村回収からメーカー回収・リサイクルに変わったこと、パソコン以外の家電では、どのように定められているかの確認もありました。…この辺りのテキストの構成内容に、「非常に親切にできている」と感じました。…まあ、テキスト全編にその「親切心」が溢れているのですけれど、改めて感じた次第です。

テキストの終末期医療の項には愛知県半田市のホームページの「私の事前指示書」や日本尊厳死協会の「宣言書(リビング・ウィル)」そのものが載せられていて、さらにどのようにしてこの宣言書を登録するかまでを丁寧に説明されていて、感服しました。「ただし、医療現場では医師の判断も尊重されることから、実現されない場合もあります。」との但し書きも添えられていました。

大田さんの資料では、「尊厳死海外事情」として、カナダ・ケベック州の事例、カリフィルニア州の事例、台湾や韓国の事例まで挙げられていました。

第2講は「認知症あれこれ」と題する、寿指圧鍼灸院 院長の嘉内 寿(かない ひさし)さんのお話。脳の図を用意されて、ものの認識がどのように行われるか等の解説があり、「認知症とは、いったん獲得した知的能力(記憶・思考・判断)が脳の障がいにより持続的に低下し、物忘れなどによって、日常的に支障を来すようになった病的な状態」であるという定義に落とし込んで行かれました。(「障がい」という表示に、きちんと認識されているんだなあと感動しました。)

独自資料の中の「認知症を理解しましょう」の項に
  ◯ 認知症を病気として正しく理解する
  ◯ 認知症高齢者にも心の葛藤が有ることを理解する
  ◯ まず、認知症を知る事から適切な対応を学ぶ
とありました。この3項目が大切な事だと思います。

必ず見られる症状を「中核症状」と言い、主には「記憶障がい」と「見当識障がい」があるようです。記憶障がいのメカニズムを独自資料で説明されたのですが、これも非常にわかりやすかった。結局のところは、「自分が充実していた、輝いていた時代の記憶が根強く残る」とのことです。

過去に生きることで自分を守っているのでしょうか? …ということは、常に新しいことにチャレンジし、楽しんでいれば認知症にならないのかなあ?とふと思ってしまいました。でも、認知症の半分はアルツハイマー型だそうですから、脳の神経細胞の変性によって脳が萎縮するのですね。…いやいや、まだ私自身「病気」認識が足りないことが露呈しました。

周辺症状(すべての人に共通して現れず、個人差があるもの)として「もの盗られ妄想」の解説が非常に分かりやすかったです。「中核症状」として記憶障がいを起こし、大事なものをいつもと違う場所にしまい、その場所を忘れてしまいます。自立心が強い性格から「自分が忘れるわけはない」と思い、「息子が通帳を盗った」だの「妻が印鑑を隠した」だのという妄想に発展するのだというのです。ここで大事なことは、「憎いからではなくて、記憶に残っている人が、ふだんよく接している人」だからということなんだそうです。このことをわかっていると、疑われた子どもや配偶者、お嫁さんは救われますね。それにしても、こういうことは、普段から認知症の方と接しているから出てくる言葉だと感じ入りました。

長くなりすぎました。続きは次回に。画像はミリアムの台所から撮ったもの。

セミナー
2017/05/14
シニアライフカウンセラー養成講座<初級>(1)  
この週末は「シニアライフカウンセラー養成講座」の受講に、神戸・三宮まで通っています。「一般社団法人シニアライフサポート協会」が主催しているものです。「自分自身のシニアライフの準備が整えられ、家族や身近な人へのアドバイスも可能になる」とパンフレットにあります。

「具体的には、高齢者の住まい、不用品処分、不動産処分、遺言、相続、後見人、医療、介護、在宅支援、生きがい支援、就労支援、税務、保険、葬送仏事支援、お墓、遺品整理のことなど、高齢者が抱えている様々な困りごとや悩みを総合的にサポートし、解決へと導いていくのがシニアライフカウンセラーの役割」とも。

昨日は「初級講座A」として、まずは協会理事の小番一弘(こつがい かずひろ)さんから「超高齢社会の将来展望」についての講義。

総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を「高齢化率」といい、高齢化率が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」ということ、日本は2007年に「超高齢社会」に入ったこと、諸外国に比べて、日本の高齢化のスピードが速いこと、それらは高校で小論文の指導にあたっていましたから知っていました。2025年には団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達することにより、介護・医療費等の社会保障費の急増が懸念されるという、いわゆる「2025年問題」も知っていました。ですが、「1人の若者が1人の高齢者を支える社会となる」という「2050年問題」は知りませんでした。…まあ、生きてないような気もするのですが、微妙ですね。

あと、平均寿命と健康寿命の差が約10年あることも知りませんでした。…ふう〜ん…。

次の講義は「介護保険」について。介護施設の施設長をされていた方からの講義。介護認定は「要支援」の場合は「地域包括支援センター」で、「要介護」の場合は「居宅介護認定は支援事業所」で、というのを初めて知りました。
介護保険利用者の負担割合も、原則1割負担ですが、一定以上の所得がある場合2割負担であることも初耳。

この介護保険制度は3年に一度法改定されるそうで、2015年に改定なったので、次回は2018年だそう。…高齢化の状況変化に対応させるわけですね。…ということは、今の介護保険適応が、どんどん外されていく可能性もあるということです。…う〜ん…。

午後からは「相続」の話。大阪市浪速区で事務所を構えていらっしゃる松田一郎さんから。司法書士、土地家屋調査士、CFP(フィナンシャルプランナー)でいらっしゃるそうです。
私は3年前に父を亡くし、その後の手続きのあれこれがあったので、総ざらいのようでわかりやすかったです。ですが…初めて聞かれる方は、この時間だけでは盛りだくさん過ぎて、わかりにくかったでしょうね。

次は「エンディングノート」。別の講座でお仲間の方の講義となりました。M&M社会保険労務士事務所代表の北村滋郎さんです。

エンディングノートとは「自分に万が一のことがあった時に、残された家族が困ることがないように、自分の考えや自分しか知らないことを記録するノート」であるとテキストにはあります。また「自分自身の希望を実現するため、気持ちをキーパーソンに上手に伝えるための終活ツール」であるとも。キーパーソンとは、同居の家族、近くの親族、遠くの親族、友人知人、専門業者を指すようです。

しかし本当に大切なのは「家族への思いと感謝の気持ちを伝えること」と「自分自身の今後のよりよい人生のための指針ともなるもの」だというのです。…前者は理解していましたが、後者の視点は持っていませんでした。

テキスト以外の北村さん独自の資料が魅力的でした。「書き方よりも考え方が大切で、自分がどう生きてきたかを遺したい。」「考え方(価値観)を切り替える。『足し算』の人生から『引き算』の人生へ」「同じことを繰り返して身に付ける知識・技能(ノウハウ)ではなく、自分を発見するための思考力が『価値観』。自己を批判する力であり、出会いによって磨かれるもの」。…う〜ん、なるほど!

最後はこの道43年という葬祭ディレクターの井上康孝さん。(株)日本葬儀社 代表取締役であられる方でした。50分の講義時間は短い!とばかりに縦横無尽にお話を繰り広げられました。訃報を聞いた時にまず発する言葉は「お悔やみ申し上げます」。これは亡くなった方への言葉だそうです。「御愁傷様です」は残された方に対する言葉。まずは「お悔やみ申し上げます」という言葉を、というお話から始まりました。…なるほど。「『葬儀』とは『葬送儀礼』の略です」とも。

最後に20分の認定試験があり、それで終了しました。結果は1週間後だそうです。今日は「初級講座B」です。楽しんできます。

画像は、朝の杏樹(アンジー)との散歩で見つけた、ご近所の薔薇。

セミナー
2017/05/13
セミナー「アルバムセラピー」  
「生まれてから今までの人生で、撮り貯めた写真やアルバムと筆記用具を持参するように」とのことで始まった、アルバムセラピー。昨日の午後、「日本アルバムセラピー協会」によるセミナーに参加しました。参加者5名。インストラクターは代表理事の林さゆりさん(なんと直々に!)。ステップごとの課題に取り組みながら、一定時間後にはみんなにシェアします。一巡したら、ひとりの人にシェアの感想を言ってもらいます。

用意された「基礎セミナーテキストブック」に従って、「Step1 生まれたての赤ちゃんの時の写真」。参加者の写真は皆モノクロ写真でした(時代を感じさせます)。写真を貼るスペースの右側には、2つの記入項目欄があって、ひとつは「その時のお父さん、お母さんの気持ちはどんなものだったのだろう?」でした。もうひとつは「あなた自身の思うことを書いてみてください。」

屈託なく笑っている私。こんな笑顔を見ていたら、父も母も幸せ気分だったろうなあと思われました。でも、そもそも赤ちゃんの私が笑っていられたのは、私が笑いかけてもらったから。…なんだと気づきました。

「Step2 幼少期(小学校3年生くらいまで)の一番思い出深い写真を探して見てください」。右側の記入項目欄には「小学校の時の得意だったことは?」と「宝物は…?」。

ふう〜っと、時間を遡って、私は小学生の頃に戻っていました。その時の家の雰囲気。部屋の様子。…私の好きなことは何だったっけ? 私は幼稚園の時、尿にタンパクが下りて、腎臓病ということで、5歳の時、走ることと醤油ダメと言われた…。それで外で遊ばせてもらえなくて、片っ端から絵本を読んでた。絵本だけじゃ飽き足らずに2歳上の従姉の教科書も読んでいた、らしい。…そうそう、4年生では、毎月届く「世界文学全集」が何よりの楽しみだった。

「Step3 自分の『大好き』を見つけよう!」。サブタイトルに「とびっきりの笑顔の写真を探して貼ってみましょう」とあります。とびっきりの笑顔。…ということは、楽しかった時の写真ですね。それはいつ頃のことなのか、何をしていた時なのか、誰と一緒にいたのか、その時のシチュエーションがリアルに蘇ります。右側の記入欄には「その写真を見て出てくる感情を書き出して見てください」とあります。「出てくる感情」…直球です。

20代の写真。結婚する前。夢と希望に溢れてた、わけではなく、何が、ということなく不安で、自分で自分を持て余してた。私は自分に自信が持てなかった。私は自分が嫌いだった。…ホント、私は「若い時」に戻りたいとは思いません。今の方が気持ちが穏やかです。

「Step4 自分の『大嫌い』を探してみよう!」。サブタイトルは「今度は大嫌いな写真・見たくも無い写真を探してみましょう」でした。…これはちょっと困りましたね。急いで用意して持参した写真は、やっぱりまあまあお気に入りのものばかりでしたから。右側の記入欄には「その写真を見て出てくる感情を出してみてください」でした。「手元にない場合は、想像してきてもらってもいいですよ」とのことで、いつの頃の写真が嫌いかなあと思い出しながら取り組みました。

私は中学生の頃を思い出して、、周りのみんなと合わさなければいけなくて苦しかったことを記入しました。けれど、他の人の発表を聞いていると、「あ、私も職場の集合写真が嫌いだ」と気づきました。私の中学時代と同じで、同調の圧力を感じた学校社会。…そうなんだ、中学時代と同じだったから息苦しかったんだ、と気づきました。

みんなのシェアを聞いて感想を言う番だったので、次のような感想をシェアしました。
「私もなんだかやりにくいなあと思いながら取り組んだのですが、みんなそれぞれ『嫌だった』のは自分が納得できないことを無理矢理やらされている時のものでした。でも、それがあったからこそ、その状況をなんとかしたいと動き出して『今』がある、ということがわかりました」

最後のステップ、「Step5 一番『思い出深い写真』を探してみよう!」。サブタイトルは「強烈に心に残っていること、自分の人生に大きく影響を与えた人、大切な人と一緒の写真、子供の頃の深く傷ついた写真、忘れられない出来事、人生の転機など転機など…そんな写真を探してみましょう」。右側の記入欄は「湧いてくる自分の感情を書き出してみてください」。

自分の人生に大きく影響を与えて人は何人がいるけど、私は子どもの写真を選びました。2歳ぐらいの時の。生まれてきて、こんなに可愛いのか、と思いました。すごく活発な子だった。好奇心旺盛で。聞き分けも良かった。…後年、おこもりして、本当に心配したけど、それもいい思い出。教員としても、母としても、鍛えて貰った、と思います。

可愛くて可愛くて…だけど、私は親に束縛されて苦しかったから、同じ過ちは繰り返したくないと思っていた。…今から思うと、ちょっと気負いすぎだったかな…。もう少し、ゆったりと接してあげればよかった。そうしたらこの子が生来持っているエネルギーは、もっと伸びやかにこの子を育ててくれたような気がする…。今は、何か、エネルギーの行きどころがなくて、自分の中で、滞っている気がする。…でもまあ、そんな時期も必要か…。

面白いですね。昨日のセミナー3時間で湧き起こった気持ち以外に、今、湧いて出た気持ちもあります。
写真を見ることは、過去を見ているようで、「現在の自分がその時をどう見ているか」ということだから、「現在の自分」がクローズアップされてくるのですね。ふう〜ん…そういうことか。

「写真をここに持ってくる過程で、アルバムを見ていた時から、もう始まっているのです」とインストラクターの林さんに言われました。…そうですね、確かに。そして、セミナー後も影響は続くのですね。

単に「撮りためた写真を持参するように」とのことでしたが、5つの項目の概略を予め示して、それに合う写真を何枚かずつ持ってきてもらう、というのもいいかもしれません。展開が予測できて面白味に欠けるという危惧があるから、何の指示も出されなかったのでしょうけれど、でも、候補を何枚かずつ、とすれば、その場で最終的に何を選ぶかで自分のこだわりが一層見える気がします。

「この作業を通じて生まれる気持ちは『感謝』ではないでしょうか? 参加者の半数は泣かれます。」とのことでした。…そうですね。一緒に写っている家族の若い姿に、様々な思いがよぎります。私はひとりではなかったんだ…こんなにも愛されていた…など。家族と何かの事情で断絶している人の心を癒したり、自分史を残したい人に取り掛かりやすいツールなのではないかと思います。インストラクターコースを考えたいと思いました。

画像は「Step3」での私の写真。
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