昨日のお昼頃、テレビで、赤字続きだった京都市動物園が2015年にリニューアルされて、来園者が倍増したというニュースが流れていました。出来るだけ近くで動物たちを見られるように工夫したとのことでしたが、映像を見ていると、10年以上前に「形態展示」で脚光を浴びた、北海道・旭川の「旭山動物園」に少し似せたかな? と思わせるものでした。(「形態展示」とは、野生の生息環境を再現した「生態展示」でもなく、その行動的特徴を見せるように工夫された「行動展示」でもない、生きた動物の身体的特徴だけを見せる目的で展示している生体展示の一種。)
まあ、動物園というものの存在意義も考えないといけないところではあります。(映像などなかった時代は、「実物」を持ってこないと認識できなかった、のかもしれませんが、ね。)
さて、工藤直子の詩に、ちょっとユーモラスな「てつがくのライオン」があります。「読書への誘い」の第18号で紹介したものです。文章みたいで、「詩」に見えないかもしれませんが、こういう形式を「散文詩」と言います。