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  1. コラム
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  3. 母との暮らし
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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母との暮らし
2017/08/26
母の手術入院  
お盆に庭仕事をしていて、ちょっとよろめいて手をついてしまった母は左手首骨折となってしまいました。
救急でお世話になった郡山の病院では、全身麻酔での手術と言われたのですが、その翌日にもう一度受診した生駒の病院では、局部麻酔での手術と言っていただいて、その方法で昨日手術が終わりました。
…いえ、全身麻酔と言われたから病院を変えたわけではないのです。
退院後にもリハビリは必要でしょうから、通うのに郡山は遠いから家の近くの病院で、と思っただけで。
だから「生駒の病院に行きますので、検査データと紹介状を書いてください」とお願いしたのでした。

毎朝計る血圧は、上が120台だったのに、病院に来た途端、140を超えて。
手術直前は170にもなって。…きっと、緊張したんだね。
朝から入院したものの、手術は夕方からになって。その間、ドキドキだったね。

手術は約1時間半で終わりました。左肩からの局部麻酔で手術中も意識があるけど、モニターに映る手術箇所は、看護婦さんに「気分が悪くなるから、見ないほうがいいよ」と言われたみたいで。
眉間にしわを寄せたような顔つきで、手術室から出て来ました。17時半過ぎ。

30分は安静にして、飲食はダメで、点滴はし続けたまま、トイレに行って、トイレ介助。
18時半には夕食が出て。
手術のために、朝8時以降に食べ物はダメで、10時以降は飲み物もダメだった母は、よく食べました。
19時を過ぎると外は暗くなって来て…「じゃあ、帰るね。杏樹(アンジー)の散歩に行かないと。」。

人がいないと淋しい母は、大部屋がいい、と言ったので、4人部屋。
…まあ、人の気配がするからいいね。

今日はずっと放ったらかしだったから、帰るとアンジーは大喜びで。
すぐさま散歩に行きました。
私もくたびれて、庭の水やりはパスしてしまったけど、今朝、結構な雨が降っています。…神さま、ありがとう。

母のいない朝。
私はちょっと、いつもと違う雰囲気を感じています。

…母と暮らして1年半。だんだんと、私も母といることに馴染んで来たんだろうか…。
生き方のスタイルは違っているから、母と暮らすにはあれこれ調整が必要だけど。
まあ、私も子どもの時とは違うからね。
私はそんな風にはしたくない、いや、しません、ときちんと線引きしているつもりではあるけど。

ちょうどいいタイミング、かもしれない。
私はどんな暮らしをひとりでして来たか、もう一度思い出すのに。

私は…無意識に、人の望むように合わせてしまう、ところがあるから。
こんな風にして欲しいんだろうな、を感じると、つい、そうしてあげたくなる。
時に、それが、自分の許容量を超えていることもあって、いきなり「しんどさ」を感じてずしんと落ち込む、ことが多かったから。…そう、ゲシュタルト療法に出会うまでは。

…そうそう。人との距離感を上手く取るのが苦手だった、ので。
今は…かなり改善された、と思っているんだけど、家族、はまだ、もう少し、難しい。

そう。厄介だよね、自分と付き合うのは。厄介だけど、丁寧に聴いていこう。
…そう思えた朝でした。

画像は、おねだりの時のように見上げるアンジー。…そうそう、この子との攻防もありました!

母との暮らし
2017/08/10
お盆前のお墓掃除  
台風5号が去っていった翌朝は曇り空だったので、ちょうどお墓の草抜きをしたりするのにいいように思って、「今から行く?」って母に声掛けしたら「行く」というので、早速準備をして車で出かけました。
お墓は富雄の高台の霊園にあって、車じゃないと難しい。
まあ、富雄駅からマイクロバスの定期便が出ているらしいけど。

雨が降った後なので、草抜きもしやすく。
…それにしても、毎度毎度、よく生えてくるね。ホント雑草はたくましい。
抜き取られても、根っこを少し残しているんだね。
抜き取られた瞬間は、やっぱり「悔しい」と思うんだろうか?
それとも…「まあ、いいさ。今に見てろ」と思うんだろうか。

草抜きをしながら、亡くなった父の姉である伯母の話が出て。
看護婦として長年働いた伯母はしゃきしゃきしていて、きょうだいからも頼りにされて。
4つ違いの父が小学校に入学した時には、大丈夫だろうか、うまくやっているだろうかと、しばしば1年生の教室まで父の様子を見に行った、という話を伯母から聞いたことがあります。

その伯母は今年90歳。
さすがにこの夏は農作業はできなくなったそうです。

いやいや。連日35度を超えているのに、農作業なんかしたら倒れてしまうよ。

この伯母の口癖は「負けてられん」。
いろんな問題に正面から向き合うのに、そう言って自分を鼓舞してきたのでしょうね。

そんな伯母が、母と電話で話していて「墓参りに行くのが嫌になった。自分が参るのはいいけど、自分がここに入るのかと思うと情けのうなる」と言ったらしい。
昨年、そういえば私も伯母から聞いたなあと思いながら。

「お墓に入るのが嫌なら、散骨でもしてもらったらいいのに」と私が言ったら「そうじゃなくて、死にたくないってことやと思う」と母。
ふう〜ん。でもみんな、いずれ死ぬよ。死なない人なんていないよ。
…そういうことじゃなくて、死ぬのが怖いんだろうか…?

まあ、ね。初めての経験は、誰しも不安に思うでしょうね。
私も、…今は不安に思っていなくても、歳を重ねて、いつ死んでもおかしくない歳になれば、不安に思うのだろうか?
わからないけど。物心ついた時からずっと淋しかった私は、10代20代が淋しいばかりだった。
そうして、少しずつ「淋しいばかり」から抜け出てこられたんだけど。

だから、ね。私は、もう生きなくていいなら、なんか嬉しい気がするんだけど。
いえ、生きている間は、私なりに精一杯を積み重ねようとは思います。
でも、もういいよ、って言われたら、「ホント?」ってワクワクウキウキで、お布団の中でぬくぬくしている気分、なんだけど。

みんなに会えなくなって、生きてきた記憶も薄れて、この世にお別れを告げるのでしょうね。
周囲の音や声は最期まで聞こえているらしい。
幽体離脱、なんかしちゃって、周囲を見渡して、魂が肉体から抜けていくんだろうか…。

みんなに会えなくなるのは淋しい、とか、この場所から離れるのは淋しい、とか、これはみんな「執着」なんでしょうね。
「諸行無常」…みんな流れていく…変化していく…
そうか…母にも伯母にも、「平家物語」の冒頭や「方丈記」の冒頭を教えてあげよう。
昔から、日本人はこんな風に世の中や人生を捉えていたんだよ、という知恵を。
「古典」はこんな時に、少しは役に立つかもしれない。

お墓の草抜きをしながら、こんなことを考えていました。
それから、お花を供えて。1歳になるまでに亡くなった甥っ子のお墓にも。

画像は、この前通った、表参道の交差点。
私には、時折、都会のビルが卒塔婆のように見えること、あります。

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