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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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人とのつながり
2017/08/29
「9月1日に向けて」  
一昨日、8月27日の毎日新聞の「医療・福祉」欄に「こころの天気図」と題された月1回のコラムで、「9月1日に向けて」というタイトルの記事が掲載されているのを見つけました。
東京大学教授で精神科医の佐々木司さんの文章です。

「もうすぐ8月も終わる。子どもたちには夏休みの終わりと登校再開の時期となるが、同時に増えるのが自殺である。」という書き出しで、「18歳以下の自殺者の1972〜2013年の合計(約1万8000人)を日付別に内閣府がまとめたグラフ」を提示されていました。
それによると、40〜60人程度の日が多い中、9月1日は131人、翌日の2日は94人、前日の8月31日は92人で、他の時期に比べ明らかに多い、というのです。
以下、佐々木さんの文章を引用します。

「大人より少ないとはいえ、18歳以下の自殺は年間数百人に達する。小学生が数人〜10人前後、中学生が50〜100人前後、高校生は200〜250人前後で、年齢が上がるほど増える。日本では10代と20代の死因の1位が自殺で、子どもの自殺防止は国全体の大きな課題だ。」

「10代と20代の死因の1位が自殺」だなんて。こころ痛みます。
…でも、私自身、思い返してみると、そんなに楽しく学校に通っていたかというと、そんなことはない。
時には重い身体を引きずって行っていた…記憶もあります。
何が原因か、など、そんなはっきり答えられるほどのことはなくても、何だか居心地よくないなあ…つらいなあ、というぼんやりとしたものを感じながら。

記事では「学校やクラスは子どもたちの生活の『ほぼ全て』と言っても過言ではない。…休むことも許されない。少なくとも、子どもたちはそう考えがちだ。」として、 「家族として心配なら、死にたい気持ちがどれくらい強いか子どもに思い切って聞いてみるといい。」という提案をしていました。
「NHKはスマートフォンで子どもも参加できる企画を計画しているようだ。」として、URLも記載されていました。(https://www.nhk.or.jp/heart-net/831yoru)

2年ほど前に、どこかの図書館が発信したメッセージが話題を呼んだことがありました。
改めて調べてみると、2015年8月26日に鎌倉市図書館がツイッターで発信したメッセージでした。

「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。」

2万人が拡散した、とあります。

確かに。死ぬほど思いつめている子には、救いの言葉かもしれません。
選択肢がない、と思い詰めるのですから。
ここに居ていいよ、というメッセージは温かい。

私も何か出来ないだろうか…。
私も9月1日、カウンセリングルームを解放して、居場所が作れたらいいな、と思います。
それをどんな風に、子どもたちに伝えられるか、ですが。
何かいい方法、ありませんか?

画像はこの前の土曜日に訪れた「ギャラリーカフェTanaka」のトイレ。上部が、中庭が見えるガラス窓になっていました。

人とのつながり
2017/08/28
「絵本の読み合いっこ」の集まり  
昨日は中津で「絵本の読み合いっこ」の会が催されるというので、どんな風なんだろうと興味を引かれて、出かけて行きました。
フェイスブックで「イベント告知」されていたものです。
主催はNPO法人「パブリック・スペース」。
場所は「パブリック・スペース」の拠点となる「ぱぶり家」。
地図で見る限り、阪急線の中津駅下車が一番近いようでしたが、私はちょっと家を出るのが遅くなって、乗り換え時間がなくて、御堂筋線で難波からそのまま中津まで行きました。

御堂筋線中津駅からは、西の方向で。
グーグルマップに住所を入れて、ナビさせました。
少し歩けば、ちょっと寂れた風の商店街。

そこで同じように場所を探している様子の子ども連れの女性二人と出会い。
「もしかして、ぱぶり家をお探しですか?」と。
結局は、ご近所のお店に方に場所を尋ねて教えていただきました。

まあ、こんな所に、という場所に「ぱぶり家」はありました!

中に入って。
二階に案内されて。

…実は私、一緒に杏樹(アンジー)を連れて行っていて。
昨日、一昨日と朝から家を出て、帰りが遅かったものだから、アンジー、ちょっと情緒不安で、ごはんを食べない。

一昨日は朝夕ともに食べなくて、昨日の朝も食べなくて。
「アンジー、今日は一緒にいるから、お食べ。心配しなくていいよ。…長い時間、ひとりでいるの、辛かった?」
そういうと、お昼前に朝ごはんを食べ始めた。

どうしよう? としばらく悩んだけれど、アンジーに今日は一緒にいる、と言った手前、一大決心して犬用抱っこバッグの中に入れて連れて行くことにした。

…といういきさつ。
首に抱っこバッグを掛けるから、だんだん重くなって大変なんだけど、ね。

犬連れなんて…不評を買うよね…と恐る恐るだったのですが、皆さん、寛大に受け入れていただきました。

持ち寄った絵本を、それぞれがその本を選んだ理由を含めて読み聞かせ、聞いた人も感想を述べ…という、ゆるーい雰囲気で会は進んで行きました。

「絵本は大人のためにあるのかも…」という発言もあったりして、そうそう、やっぱりそういう感覚の人が来てるんだ!とちょっと嬉しい気持ちがしました。

子どもの時にも楽しんで。そうして大人になってもう一度読み直した時に、ちょっと違う感覚も生まれる絵本。
そんな風に何度も新しく出会いがある。
おまけに「絵本が好き!」で出会えるつながりもあって…。

また、こんな会を催すことを考えていらっしゃるそうです。
絵本を集めようと寄贈を募っていらっしゃるそうで、でも、単に寄贈してくださいではなく、本を紹介する欄がある「カード」を用意されていて、その「カード」に読んだ人も一言感想を書き入れていく…そんなコミュニケーションを生み出す「仕掛け」を考えていらっしゃいました。




折りたたむことができて、コンパクトに本の裏表紙の内側に、出し入れ自由のポケットを付けて、その中に入れておくようです。


寄贈した人がここを訪れた時に、どんな風に読まれているのかを知ることができるように、とのことでした。
人とのつながりを生み出していこう、という主催者の意思を感じたことでした。

人とのつながり
2017/08/24
同級生とのランチ  
昨日は、高校の同級生と、生駒でちょっと美味しいイタリアンのお店でランチをしました。
奈良に帰ってきているとの連絡を受け、お昼なら母を置いて出やすいかと思ってランチに誘ったのです。
ちょっと前に、裁判所にお勤めの彼に法律相談したことがあって、その時に「8月下旬に奈良に帰るから、また連絡する」と言われていたのでした。

お店を選ぶにあたって、私は生駒のイタリアンと高畑の友人の喫茶店のカレーとを選択肢に挙げたのですが、「カレーは毎日のように食べているのでパスタ屋にしましょう」との返答でした。

お昼にお店で待ち合わせて。
5年ぐらい前の同窓会以来でした。

ふう〜ん…、そんなにカレーを食べてるのか…と思っていたら、近鉄奈良駅近くのスリランカカレーのお店だそうで、そこでかすかに流れている音楽があって、それがハープシコード演奏だった、と。
もちろんCD。そのCDは、たまにふら〜っと、演奏者が店に立ち寄って、置いていくそうです。
…「まるで、富山の置き薬みたいだね。」と私。
気に入ってそのCDを買って帰ったそうで、そのうち、その店の人から、演奏会を案内されたそう。

で、今回の帰省で、そのハープシコードの生演奏を聴きに行ったそうな。
京都、笠置の山の方に。

演奏会前に、1時間の散歩の時間があって、山の上でお昼を食べて。その山の上で座禅を組んで、瞑想して。それが30分ほど。
それからやっと演奏会。演奏が始まって、なんで散歩と瞑想が必要だったかがわかった、と。
ピアノの前身のハープシコードは音が小さくて、よくよく心を鎮めて聴かないと聞こえないそうな。
つまり、散歩と座禅は、ハープシコードの音を聴くための準備に必要だった、と。

「なんか、ワークショップみたいだね。」と私は感想を述べた。
1時間半の準備と、演奏1時間で8000円。
「でも、高くないと思った。」と彼。…わかるような気がした。
そんな、ハープシコードを聴くための作法、というか、自分の心身を整える、在り方、みたいなものが味わえたから、なんだね。
「うん。高くないね。」と私も応じた。

それから、私の学びの話をしたり。ゲシュタルト療法やアロマの講座。
とても刺激的で楽しいの、と私は言った。ああそうか、という発見があって。

「高畑の喫茶店って、『みりあむ』のこと?」って聞かれて。
そうそう!そのお店が、30年来の友人がやっているお店。
節夫さんが、自分で内装を作っていた頃からの知り合いだったと話した。
「そうか…あの店の内装は手作りなんか…。」と感慨深そうだった。
「知ってるの?」「昔、あの辺りに官舎があって、3年ほど住んでいたことがあった。」…そうなんだ。

とりとめもなく話をし、子どもの留年の話になった。
「司法試験、通るまでは、大学にいるのは、言ってみれば一般的だったけどな…。」
「え? 留年したの? …すぐには司法試験、通らなかった?」
「うん。まあ…。」
高校時代の彼は成績優秀で、浪人とか留年とか試験に落ちるとか、そんなことには縁がない人だと思っていた。
「…何年大学にいたの?」「…休学も含めて、9年。」
まあ、びっくり! ホント意外だった。
「その間、他の勉強もして、それが仕事をしてから、意外に役に立ってる。」

「どんな勉強をしたの?」と私は訊いた。「物理、とか、医学、とか…。」
「物理がどんな風に、今の仕事に役立ったの?」
…もう、そうなると、私の好奇心が止まらない。
「うん、と、交通事故…車同士がぶつかって、どちらが先にセンターラインを越えたか、という問題とか。」
「あ、もしかして、車輪の軌跡が割り出せる?」
「そうそう。まさに物理式で、検証できる。…そうすると、最初は被害者に思えてた方が、先にセンターラインを越えてたことがわかったりする。」
「へえ〜!…凄いね…。」
「だから…無駄にはならないよ。…まあ、パチスロなんかにハマってたらダメだけど。」

そうね。そうだよね。…ありがとう。子どもに伝えます。

あっという間に2時間近くが過ぎていました。
ありがとう。また、ね。

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