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  1. コラム
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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
アロマオイル
2017/02/09
ハンドトリートメントの効果  
ナード・ジャパン認定校「メディカアロマ」での「アロマアドバイザーコース」も、一昨日の講義を終えて、残り3回となりました。授業が毎回興味深い内容なので、名残惜しいのと、その後には「試験」が待ち構えているので、40種類もの精油の成分を覚えないといけないと思うと、ちょっとため息が出ます。

一昨日は「アロマトリートメント」についての講義でした。

トリートメント自体に、次のような効果があります。

  1 毛細血管の血流やリンパの流れを良くする → むくみ・疲労を解消させる/痛み・炎症を軽減させる
  2 タッチングによる安心感         → 自律神経の働きを安定させる

さらにアロマオイルを用いたアロマトリートメントには、精油の作用として、

  1 芳香分子が嗅覚(鼻から)で捉えられる → 大脳辺縁系に伝えられる → 神経系・内分泌系・免疫系に作用する
  2 皮膚そのものに対する作用  → 殺菌作用・収斂(しゅうれん)作用・皮膚弾力回復作用 など
                  → 皮膚から吸収された芳香分子が血液の流れに乗って、身体のさまざまな器官に作用

が加わります。

一昨日の講義で、新たに知ったのは、「皮脳同根」ということ。
ヒトの身体はおよそ60兆個の細胞からできていますが、元はたった一つの受精した卵細胞です。その一つの細胞が、何度も分化・増殖した結果がひとりの人体です。それが何を意味するかというと、「皮膚と脳はつながっている」ということ。たとえば、手の甲は脳の前頭葉につながっていて、手の甲をなでさすることで脳の癒やしとなるというのです。

良好な対人関係が築かれているとき、体内にはオキシトシンが分泌されています。もともと、分娩時に子宮を収縮させたり乳汁分泌を促すことで知られ、発見当時は女性に特有のホルモンと考えられていたようです。しかしその後、闘争心や遁走心、恐怖心を減少させる働きがあることが解明され、さらには、なでさするなどの皮膚接触でも分泌されることがわかるようになり、男性にも存在することがわかりました。

つまり、全身のトリートメント(=マッサージ)を行わなくとも、手のひら、肘あたりまでのハンドトリートメントでも、十分な効果が期待できることがわかったというのです。

「如月キャンペーン」として、個人カウンセリングにハンドリフレソロジー(=ハンドトリートメント)を取り入れることにしましたが、ホント、タイムリーにその効果が学べて嬉しかったです。

丁寧に、ゆっくりとアロマでのハンドトリートメントをさせていただきますね。



鈴木ユリイカの詩
2017/02/08
共に時間を紡いで貝になる〜鈴木ユリイカの詩「生きている貝」〜  
昨日から寒気が押し寄せてきて、日中もちらちらと雪が舞っていました。
寒い日には、お家の中で暖かく過ごすのが一番ですが、身体だけでなく心も温かくなるには、人の温かさが必要な気がします。
そんな「ぬくもり」を感じられる詩を、ひとつ。
「読書への誘い」第26号で紹介した詩です。
続き
ゲシュタルト療法
2017/02/07
感じる心を取り戻す〜谷川俊太郎の詩「生きる」〜  
 「生きる」         谷川俊太郎

  生きているということ
  いま生きているということ
  それはのどがかわくということ
  木もれ陽がまぶしいということ
  ふっと或るメロディを思い出すということ
  くしゃみすること
  あなたと手をつなぐこと
 
  生きているということ
  いま生きているということ
  それはミニスカート
  それはプラネタリウム
  それはヨハン・シュトラウス
  それはピカソ
  それはアルプス
  すべての美しいものに出会うということ
  そして
  かくされた悪を注意深くこばむこと
 
  生きているということ
  いま生きているということ
  泣けるということ
  笑えるということ
  怒れるということ
  自由ということ
 
  生きているということ
  いま生きているということ
  いま遠くで犬が吠えるということ
  いま地球が廻っているということ
  いまどこかで産声があがるということ
  いまどこかで兵士が傷つくということ
  いまぶらんこがゆれているということ
  いまいまが過ぎてゆくこと
 
  生きているということ
  いま生きているということ
  鳥ははばたくということ
  海はとどろくということ
  かたつむりははうということ
  人は愛するということ
  あなたの手のぬくみ
  いのちということ (詩集『うつむく青年』1971年刊)


「読書への誘い」第4号で紹介した詩です。

生きている実感というのは、食べものを口にして「ああ、美味しい!」と感じたり、好きな音楽を聴いてそのメロディーを身体中一杯にしたり、大切な友人と一緒にいて、穏やかな時間が流れるのを感じたり、…つまりは、自分の感情を感じたままに表現できるときに生まれるものではないかと思います。

何か辛い経験をして、しかも、辛いと感じることまでも自分に禁じていたら、何か自分が自分でないような、生きていること自体が苦痛になってしまいます。

ゲシュタルト療法を学んで知ったことのひとつに、自分が辛い思いをする原因となったことや人に、ちゃんと怒りを向けないと、その怒りは行き場をなくし、攻撃は自分自身に向かい、自分を責めて自己嫌悪に陥ったり、胃炎などの痛みを生じさせる、ということです。

現実生活で実際に相手を責めるということではなく、ワークの中で、きちんと自分の感情に向き合い、怒りや悲しみといった、一般的に「負の感情」とされているものの存在をきちんと認め、受け入れること。
そうすることでその感情を固着させることなく流していく。流すことで怒りや悲しみが消えていくというものです。

自分の感情を感じなくする方法は、大体は身体を固くして、自分の感情を自分の身体の外に出すこと。それが分かるのは、私自身がそうやって「感じなく」して自分を守ってきた記憶があるからです。

初めて人前で泣けた、と言ったNさん。
ゆっくりと、あなたのペースで、あなたの感情を取り戻し、そして解き放っていきましょう。
大丈夫、私があなたのそばにいます。あなたが自分で「もう大丈夫」と思えるまで。

<沙羅Saraのほっと一息 詩の時間>
第二話 「生きる」  https://youtu.be/tbPtF3FJ-Bg

絵本の世界
2017/02/06
のさか ゆうさく作『まるくなった まあるくなった』  
表紙の絵は毛糸玉を引き寄せている猫の前足。肉球がなんか可愛くて、どんなお話? とページをめくると、次のような言葉が続きます。

 にわの いしころ
 もちあげてみたら

 もぞ むぞ
 むぞ もぞ
 だんごむし

 ゆびで つんつん
 つついてみたら

 まるくなった
 まあるくなった
 こんころ ころろ
 てのひら くすぐったい

こどもの好きなだんご虫。まるくってちっちゃくてかわいいんだけど、確かフンを食べて生きてた。なのに、うちの子ときたら、てのひらに乗っけてただんご虫が見当たらないと思うと…「Kちゃん!お口、あーんしてごらん!」舌の上には、たくさんのだんご虫がもぞもぞ動いてた。…というような思い出があります。

次から次へと「まあるくなった」ものが続くのですが、最後は…

 かみふうせん
 ふーっと ふいたら

 まるくなった
 まあるくなった
 ふうわり ぱーん
 ふうわり ぽーん

 ふんわり おちて
 まろのうえ

 まろは めざめて
 あくびした

 でもまた ほらね

 まるくなった
 まあるくなった
 ねこの まろ

と、表紙に出てきた前足の持ち主「まろ」が登場して終わります。

「もぞむぞ むぞもぞ」とか「つんつん」「こんころ ころろ」など擬態語(ぎたいご・「のろのろ」など、様子を表したもの)・擬声語(ぎせいご・「ピューピュー」など、実際の音から様子を表したもの)(併せて「オノマトペ」といいます)の響きが面白くて、楽しくお話が進んでいくのですが、最後、なんとなく「まろ」が出てきたところで、限りなく「まろ」への愛情を感じてしまって、まるでこのお話は「まろ」のために作られたかのように思えました。薄い二つ折の紙に「まろのこと」という作者の短い文章が載せられていました。…亡くなった「まろ」を想って作られたとのことでした。

…やっぱり、そうだったんだ…。「まろ」の肉球、「まろ」のあくびをした時のまあるい背中、しっぽ。すべてすべて懐かしくて恋しくて。そんな作者の想いが溢れてきて、そっと涙したことでした。(年少版こどものとも 1997年8月 福音館書店)

詩の世界
2017/02/05
人を好きになる気持ち〜安水稔和の詩「君はかわいいと」〜  
バレンタインデーまで10日を切りました。女の子が男の子に告白する日、であるとか、告白のしるしにチョコレートをあげる、とかは日本だけの習慣ですが、(元々は恋人どうしがお互いに何か贈り物をする、というものだったらしいですが)、父も亡くなり、退職して「職場の同僚」もいなくなった私には、今年はチョコレートをあげる相手がちょっと見当たりません。でも巷ではバレンタインデー用の商品が溢れかえっていて、ドキドキ、胸キュンキュンの女の子たちもいるのかなあと思うとちょっと微笑ましいです。昨今は若い人たちが「恋愛しなくなった」とも聞くのですが…。

さて今日は、「読書への誘い」の第8号で紹介した、ちょっと可愛い、男の子の詩です。
続き
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