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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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人とのつながり
2017/08/24
同級生とのランチ  
昨日は、高校の同級生と、生駒でちょっと美味しいイタリアンのお店でランチをしました。
奈良に帰ってきているとの連絡を受け、お昼なら母を置いて出やすいかと思ってランチに誘ったのです。
ちょっと前に、裁判所にお勤めの彼に法律相談したことがあって、その時に「8月下旬に奈良に帰るから、また連絡する」と言われていたのでした。

お店を選ぶにあたって、私は生駒のイタリアンと高畑の友人の喫茶店のカレーとを選択肢に挙げたのですが、「カレーは毎日のように食べているのでパスタ屋にしましょう」との返答でした。

お昼にお店で待ち合わせて。
5年ぐらい前の同窓会以来でした。

ふう〜ん…、そんなにカレーを食べてるのか…と思っていたら、近鉄奈良駅近くのスリランカカレーのお店だそうで、そこでかすかに流れている音楽があって、それがハープシコード演奏だった、と。
もちろんCD。そのCDは、たまにふら〜っと、演奏者が店に立ち寄って、置いていくそうです。
…「まるで、富山の置き薬みたいだね。」と私。
気に入ってそのCDを買って帰ったそうで、そのうち、その店の人から、演奏会を案内されたそう。

で、今回の帰省で、そのハープシコードの生演奏を聴きに行ったそうな。
京都、笠置の山の方に。

演奏会前に、1時間の散歩の時間があって、山の上でお昼を食べて。その山の上で座禅を組んで、瞑想して。それが30分ほど。
それからやっと演奏会。演奏が始まって、なんで散歩と瞑想が必要だったかがわかった、と。
ピアノの前身のハープシコードは音が小さくて、よくよく心を鎮めて聴かないと聞こえないそうな。
つまり、散歩と座禅は、ハープシコードの音を聴くための準備に必要だった、と。

「なんか、ワークショップみたいだね。」と私は感想を述べた。
1時間半の準備と、演奏1時間で8000円。
「でも、高くないと思った。」と彼。…わかるような気がした。
そんな、ハープシコードを聴くための作法、というか、自分の心身を整える、在り方、みたいなものが味わえたから、なんだね。
「うん。高くないね。」と私も応じた。

それから、私の学びの話をしたり。ゲシュタルト療法やアロマの講座。
とても刺激的で楽しいの、と私は言った。ああそうか、という発見があって。

「高畑の喫茶店って、『みりあむ』のこと?」って聞かれて。
そうそう!そのお店が、30年来の友人がやっているお店。
節夫さんが、自分で内装を作っていた頃からの知り合いだったと話した。
「そうか…あの店の内装は手作りなんか…。」と感慨深そうだった。
「知ってるの?」「昔、あの辺りに官舎があって、3年ほど住んでいたことがあった。」…そうなんだ。

とりとめもなく話をし、子どもの留年の話になった。
「司法試験、通るまでは、大学にいるのは、言ってみれば一般的だったけどな…。」
「え? 留年したの? …すぐには司法試験、通らなかった?」
「うん。まあ…。」
高校時代の彼は成績優秀で、浪人とか留年とか試験に落ちるとか、そんなことには縁がない人だと思っていた。
「…何年大学にいたの?」「…休学も含めて、9年。」
まあ、びっくり! ホント意外だった。
「その間、他の勉強もして、それが仕事をしてから、意外に役に立ってる。」

「どんな勉強をしたの?」と私は訊いた。「物理、とか、医学、とか…。」
「物理がどんな風に、今の仕事に役立ったの?」
…もう、そうなると、私の好奇心が止まらない。
「うん、と、交通事故…車同士がぶつかって、どちらが先にセンターラインを越えたか、という問題とか。」
「あ、もしかして、車輪の軌跡が割り出せる?」
「そうそう。まさに物理式で、検証できる。…そうすると、最初は被害者に思えてた方が、先にセンターラインを越えてたことがわかったりする。」
「へえ〜!…凄いね…。」
「だから…無駄にはならないよ。…まあ、パチスロなんかにハマってたらダメだけど。」

そうね。そうだよね。…ありがとう。子どもに伝えます。

あっという間に2時間近くが過ぎていました。
ありがとう。また、ね。

人とのつながり
2017/06/12
Cさん  
Cさんは、広島で2番目に知り合った友人です。
広島での最初の友人の元同僚で、始めは苗字で呼んでいたのですが、夫のIさんとも交流があるようになって、ファーストネームで呼ぶようになりました。

最初に会ったのは…喫茶店かどこか? それとも私の自宅だったかしら?
 「結婚改姓を考える会」の紹介で知り合ったと紹介されたCさんは、最初ちょっと警戒して「でも、結婚によって名前を変えたいって人もいると思うんだけど?」と言いました。
私も、私の広島での最初の友人も「いえいえ、改姓ダメって言ってるんじゃなくて、改姓したい人はそうすればいいし、したくない人はしないでいいという選択の自由を、と言っているだけ。」と応えました。

そう。
「結婚改姓を考える」と聞いて、皆さん身構えるのは「みんなそうしないといけないのか?」と思って。
「みんなそうすべき」に生き辛さを感じているのだから、そんな方向にはいかない。

そう、それなら賛同できるわ、と応えたCさんは、結婚改姓によって、それまでの自分と違う自分を生きられるんだと思って嬉しかったという話をしてくれました。

そんな風に始まったCさん夫婦とのお付き合い。
あっちこっち、遊びにも連れてもらったし、気持ちが滅入っている時には、外へ連れ出してもらったりもしました。

11年前、夏休み前の7月にめまいと吐き気がして、入院した時も、子どもを預かって面倒を見てくれた。
子どもが不登校になって、どうしていいかわからないでいる時に、子どもの不登校を経験している妹さんを紹介してくれた。
妹さんといっても私よりお姉さんで、この方とのメールのやり取りは本当に救われました。

そんなCさんが「今、入院中」と連絡くれたのです。え?と思いました。
思い当たるとすれば…「喘息?」「そうなんよ。5月には発作が7、8回出て…。」

1週間以上入院して、先週金曜日にやっと退院して、それで、今日からまた学校に出るというのです。
補助の先生つけてもらうっていったって、そんな、学校に出ればつい無理しちゃうよ…。
次、発作が出ればもうアウト、ってさりげなくいうのを聞いて、涙が出てきました。
「学校、休んでよ! お願いだから学校休んで。そんな、命と引き換えにする仕事なんてない!」
…気づいたら、叫んでいました。

いつもいつも…優しい人で。
子どもたちを見る目線が、限りなく慈愛に溢れていて。
どうしてここまでできるのだろうと驚嘆したこと、何度もあります。
今年で最後の年だから、という気持ちもあるだろうけれど。でも、無理しないでほしい。
生きていてほしい。
そう思うのは、私だけじゃないはずよ。

「うん、わかった。ありがとう。」って言ったけど、今週の授業参観が気になっているね?
…なかなか、休まないだろうなあ…。休むとしても、それが終わってからだろうなあ…。

小学校教員の仕事を限りなく大事に思っているCさん。
それがわかっているけど、ね。でも、生きてて。まだまだあなたを必要とする人はたくさんいます。

画像は、昨年のお誕生日にサプライズで贈ったプリザーブドフラワー。

人とのつながり
2017/03/29
明見美代子さん(一般社団法人なら人材育成協会)との対話  
昨日は、以前から約束していた、一般社団法人なら人材育成協会の統括責任者である、明見美代子さんを訪ねて、奈良県高市郡高取町まで車を走らせました。ナビをかけると38㎞と出て、所要時間は約1時間半でした。生駒から南下して平群(へぐり)を通り、王子を通り、大和高田市を抜けて行きました。

なら人材育成協会は、「若者支援ー居場所企画ー」「就職支援ー中間的就労サポートー」「障がい者支援ー就労移行支援事業ー」を大きな柱としています。HPには次のような理念が載せられていました。


「人づくり」「まちづくり」をテーマに地域の資源や特性を生かした活動や就労、自立をめざす高齢者、障がい者、若者、女性等の学習の場や実践の場として活動できる環境づくりを行い、地域社会の健全な発展を寄与することを目的としています。

現在の主な事業として、奈良県中間的就労サポート事業委託事業を行っており、直ちに一般就労に就くことには困難がある若者に対して就労の経験を積むための「場」を設け、一般就労に向けた支援を行っています。


生駒で行われていた、不登校児童、生徒とその親、そしてその支援者を対象とした「親子セミナー」に1月、2月と参加して、主催者である「なら人材育成協会」に興味を持ち、その場にも来られていた明見さんと二人で話がしたくなって、訪問することにしたのです。

平成25年6月にスタートした協会で、もうすぐ4年、という割には事業の幅が広くて、馬に関わっての障がい者支援(乗馬、馬の世話)は、町役場にお勤めだった20年前からお手伝いされていて、主宰者の引退を機に引き継がれたそうです。なるほどそれで…と納得できました。町役場は5年前に早期退職されたとのこと。

12時過ぎに到着して、「結家(ゆいえ)」と名付けられた「居場所兼食事をとる場所」に案内され、そこで昼食となりました。部屋がたくさんある一軒家なので、そのまま別室で明見さんとのお話となりました。

「なぜ、こういった『出会いの場』を作ろうと思われたのですか?」私が一番知りたかったのは、そこでした。ポロリポロリと、ご自身の生い立ちを話されました。話されたことだけが全てではないでしょうけれど、相当にお辛かったであろうと思われるものでした。「親は私を気遣ってくれなかったけれど、別の人から暖かいものを受け取って、今の私がいる。だから、困っている人がいれば、放っておけなくて…」

そうなんですね…。それであなたの眼差しはそんなにも穏やかなのですね。

協会とは別に、介護ヘルパーの事業もされているそうで、それは、障がい者のお母さんの働く場を、ということで作られたようでした。「お母さん支援」というところで共通する想いを共有できました。

「介護ヘルパー」事業も、やはり人が複数集まると、人間関係のトラブルも発生するようで、お話を聞いていて「アサーション・トレーニングが必要ですね。アサーションっていうのは、相手も自分も否定しないで自己主張する、というコミュニケーションの方法なんです」というと、是非、講座を開いてほしいとのこと。…ということで、6月にまた伺うことになりました。

「アサーション・トレーニング」は人間関係のトラブルが頻繁に起こった高校で、「国語表現」という科目で、7時間ぐらいの単元を組んだことがあります。まあ、それを大人用にリメイクしようかと考えています。(「例」のシチュエーションを高校生バージョンから変えないといけませんので。)あと、2時間枠に収まるようにコンパクトに。

あれやこれやの話をしていたら、時間はあっという間に過ぎて、着いてから3時間近くになりました。夕ご飯を作らないといけない私は、そろそろおいとますることにしました。

明見さんとは、「同学年」だということが判明し(明見さんは早生まれ)、別れ際に今日のお礼を言うと「今後もよろしく! なんせ、同学年ですから…」と茶目っ気たっぷりに言われました。胸に暖かいものを感じながら、帰途につきました。

画像は、心斎橋筋の喫茶店。(昨日は話に夢中で、写真撮るの忘れました…)

人とのつながり
2017/01/27
Yくん  
Yくんは、私が教諭採用なって初めて勤めた高校の卒業生です。なぜこんなややこしい言い方をするかというと、授業を受け持ったことがないからです。

卒業式が終わったあと、私と話がしたいと職員室に来て、初対面のYくんと1時間余り話をしました。何を話したか覚えていないので、他愛もないことだったんだと思います。
当時は、個人情報という意識もない時代だったので、卒業アルバムに卒業生の住所も職員の住所も、記載されていました。

Yくんと会ったのも話をしたのも、そのとき限りだったのですが、彼はそれから毎年年賀状をくれるようになり、結婚し、子どもが生まれ、その子たちが大きくなるのを年賀状の家族写真で知ることができました。

昨年2月、突然Yくんから連絡が来て、九州に出張するから、会って貰えるなら、広島で途中下車すると言うのです。
びっくりしたけど、まぁいいか、と思って29年振りに会いました。

翌日は、車で奈良まで引越し荷物の一部を運ぶ予定にしていたので、奈良まで一緒に乗っていく? と聞いたら、いいんですか? といいながら助手席に乗って、6時間ほど、よもやま話をしました。

私が運転して間も無く「先生、男前な運転されますね〜」なんて言うから、「え?それ褒め言葉なん?」「え?そうですけど…」「男ってそんなにいいものなん?」「えええ? あの〜、パッパと判断早いから…」「いや、そういうことを意味してるって分かってるけど、女が判断力ないことが前提でしょ?」「……」「いや、ごめんごめん。ちょっといじめたくなっただけよ。」とからかいながら、ずっと話をしていました。

Yくんは一人っ子で、両親の重い期待を背負いながら生きてきたこれまでを語りました。

なんだ、私と同じじゃない!と言いながら、なんでこの子(もう47歳のおじさんになっていましたが)が29年間、年賀状を出し続けてくれたのか、それは今、こんな話をするためだったのかと思うと、本当に不思議な気がしました。

京都文教大学で授業を受けて、知ったことのひとつに、ユングの「コンステレーション」の考え方があります。「布置」と訳され、「意味ある偶然の一致」を意味します。星がある形をとって星座を成すように、ピタッとはまることで、動きが生じたり、問題が解決したりすることです。…それは、偶然のようでいて、必然であるととらえるのです。

Yくんとは、そういう出会いだったんだ…。
これが今後、何に繋がっていくのかと思うと、長く生きるのも悪くないなぁと思ったことでした。
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