自分の心が沈んだり、何か特定のことが頭を巡ってばかりいる時に、
そんな状態を少しでも変えられないか、と思われたことはありませんか?
なんとなく自分の心が落ち着かないな、と思った時に、
高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)の布教師でいらっしゃる浅田慈照尼(じしょうに)に座禅をお願いしたら、
思いを一つの対象に向ける、「止観の呼吸法」を教えていただきました。
思いを一つの対象に向けることで、「智慧(ちえ)」を発動させるのだそうです。
つまりは、智慧を発動させるために、対象を絞り込むこと。を行っているのだという。
「智慧」とは「一切の現象や、現象の背後にある道理を見きわめる心作用」を意味する仏教用語。
(『岩波仏教辞典』岩波書店、2002年10月、第二版、pp.696-697)
え? 椅子に座って座禅? と思ったのですが、これは、足先にまで意識をめぐらせるためのもの。
イメージを伴って行うので、とても分かりやすくやり易いと感じました。
ご紹介したいと思います。