大阪・奈良 生駒駅徒歩6分の心理カウンセリングルーム
オンラインでも受けられます
教員歴31年の独自メソッドで、超短期で不登校、夫婦関係、親子関係、職場の人間関係などの悩みを解決
全く効果がなければ返金保証いたします
生駒市元町2-4-20
  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
詩の世界
2017/10/21
自分を勇気づける〜大木実の詩「前へ」〜  

「読書への誘い」の紹介も第60号に達しました。

第207号まで作ったのですが、1/3ほどになったのですね。

さて、今朝は、その第60号で紹介した詩を。

真っ直ぐすぎてまぶしいぐらいなんですが、ちょっと元気が出ます。

 

…確か、高校3年生の担任をして、3月に送り出す時に作った「読書への誘い」だったと思います。

卒業すると、クラス全員が揃うことなどないので、はなむけにえらんだ詩だったと記憶しています。

続き
絵本の世界
2017/10/19
日本語はこんなふうに続いていく〜『これは のみの ぴこ』谷川俊太郎・作/和田誠・絵〜  
谷川俊太郎の有名な絵本『これは のみの ぴこ』を紹介します。
サンリードから1979年に出た絵本です。
私が持っているのは1988年の第12刷。

何で有名かというと、日本語の助詞のひとつである「の」を用いて、こんなふうにどんどん繋げていけますよ、を示したものだからです。
私も確か…大学の「国語学」の授業で、…「国語学」というのは、日本語の特性を語学的に研究する分野なのですが、その授業で紹介された記憶があります。

さて、始まりは「これは のみの ぴこ」です。


のみに名前が付いている! とちょっとびっくりするのですが。
この、のみが主人公か、と思うと違います。


「これは のみの ぴこの/すんでいる ねこの ごえもん」
と、話題は「ねこのごえもん」に移ります。


「これは のみの ぴこの
   すんでいる ねこの ごえもんの
   しっぽ ふんずけた あきらくん」
と、また、話題が「あきらくん」に移っていくのです。

こんなふうに、どんどん話が移っていって…最後は、


「これは のみの ぴこの
   すんでいる ねこの ごえもんの
   しっぽ ふんずけた あきらくんの
   まんが よんでる おかあさんが
   おだんごを かう おだんごやさんに
   おかねを かした ぎんこうにんと
   ぴんぽんを する おすもうさんが
   あこがれている かしゅの
   おうむを ぬすんだ どろぼうに
   とまと ぶつけた やおやさんが
   せんきょで えらんだ しちょうさんの
   いれば つくった はいしゃさんの
   ほるんの せんせいの
   かおを ひっかいた ねこの しゃるるの
   せなかに すんでいる のみのぷち」
で終わります。

お相撲さんや泥棒や市長さんやが出てくるバライティー豊かな広がりと、人はどこでどんなふうにつながっているのかわからない、という面白さと。
それから最後は「のみのぷち」で終わるこだわりと。
「のみのぴこ」と「のみのぷち」のつながりはよくわかりませんが、まあ「のみ」つながりなんでしょうね。

あ、今気づいたのですが、絵本の表紙を広げてみると…こんなふうになっていました。

前と後ろがつながっていることをこんなふうにも表現していたのですね!
なかなか奥が深い!

詩の世界
2017/10/18
人生における課題を考える〜木村恭子の詩「十二月の家」〜  

急に朝夕が寒くなりましたね。

10月なのに11月の気温だそうです。

…だんだんと、四季折々、ではなく、「夏」と「冬」しかないような気がしています。

「いい季節」がとても短いような。

 

今朝は、なんとも不思議なイマジネーションが発揮される詩を。

「読書への誘い」の第59号で紹介したものです。

続き
教育
2017/10/17
人は「使い捨て」されてはならない〜教員の長時間勤務の改善を〜  
昨日(2017年10月16日)付の毎日新聞の社説に、「教員の長時間勤務改善  必要な仕事の絞り込みを」と題した文章が載っていました。
「教員の仕事」とされるものが、雑多に広がっていて、「本来の仕事である『授業』に専念できない環境になっていることが問題である」ことが、やっと取り上げられるようになってきた、とちょっと感慨深く思いました。
続き
絵本の世界
2017/10/15
子分のように従える〜きたやまようこ作『ゆうたとさんぽする』〜  
「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズの2冊目です。
あかね書房から1988年に初版が出ています。
今度は黄色い表紙ですが、1冊目と同じくにらんでいます。



やっぱり、犬から始まって。…名前は「じんぺい」だったか。



で、両者の比較が始まります。

「おまえ ぱんつ はく。おれ なにもはかない。」
「おまえ しゃつ きる。 おれ なにも きない。
   おまえ くつした はく。 おれ なにも はかない。
   おまえ ずぼん はく。 おれ なにも はかない。
   おまえ ぼうし かぶる。 おれ なにも かぶらない。
   おまえ くつ はく。 おれ なにも はかない。」
    



あらあら。パンツから、始まって靴まで履いたのは、散歩のためだったのね。
でも、じんぺいが勝手に「おれ さんぽに いく」って。ゆうたは、どうするの?


「おまえ ついてくる。」
…そうか、ゆうたはじんぺいに引かれていくのね。
主導権はじんぺいにある。

ゆうたは子分、ということですか。

パンツをはき、シャツを着、靴下を履き、ズボン履いて、帽子をかぶり、靴を履く。
ちょっと、幼児の「しつけ絵本」的な要素もありますね。
お外に行く時には、こんな風にして準備するんだよ、みたいな。

うちの杏樹(アンジー)も、曲がり角でこんな風にグイッとリードを引っ張ることあります。
こっちに行きたいんだけど、と。
たいていは、そうですか、と引っ張られてあげるんだけど、時折、ダメ、今日は帰るの!と私が引っ張り直すこともあります。
そうすると、ちょっと前足で踏ん張って頑張りますが、私の顔を見て意志が強いことを読み取ると、すぐ諦めます。
…そっか〜ダメなんだね、って感じで。
アンジーの顔のすぐ横に、テロップが出ている気がする時あります。

ちょっとでも、私の方が、まあいいか…的な気持ちになると、それを読み取って、グイッと引っ張ります。
その辺の「ニュアンス」を嗅ぎ取るのは、とても鋭い。

ゆうたくんも、じんぺいに引っ張られてお散歩に行くんだね。
あ、だから、タイトルも「(おれが)ゆうたとさんぽする」なんですね。
…なんだ、主語がじんぺいだったんだ、と今更ながらに気がついたのでした。



<<  <  90  91  92  >  >>

カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

電話番号:090-7594-0428

所在地 : 生駒市元町2-4-20 

営業時間:10:00〜19:00

定休日 :不定休

ルーム案内・アクセスはこちら