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自分を奮起させた後には…〜井上ひさしの詩「なのだソング」〜

2017/11/02
自分を奮起させた後には…〜井上ひさしの詩「なのだソング」〜
昨日から11月に入りましたね。
お天気のいい日が続いています。
朝夕の冷え込みが激しくなって、体調を崩す方も多いのでは、と思います。
今朝は、えらく威勢のいい詩を。
「読書への誘い」第64号で紹介したものです。

  「なのだソング」    井上ひさし

 

 雄々しくネコは生きるのだ

 尾をふるのはもうやめなのだ

 失敗おそれてならぬのだ

 尻尾(しっぽ)を振ってはならぬのだ

 女々(めめ)しくあってはならぬのだ

 お目々を高く上げるのだ

 凛(りん)とネコは暮らすのだ

 リンと鳴る鈴は外(はず)すのだ

 獅子(しし)を手本に進むのだ

 シッシと追われちゃならぬのだ

 お恵みなんぞは受けぬのだ

 腕組みをしてそっぽ向くのだ

 サンマのひらきがなんなのだ

 サンマばかりがマンマじゃないのだ

 のだのだのだともそうなのだ

 それは断然そうなのだ

 雄々しくネコは生きるのだ

 ひとりでネコは生きるのだ

 激しくネコは生きるのだ

 堂々ネコは生きるのだ

 きりりとネコは生きるのだ

 なんとかかんとか生きるのだ

 どうやらこうやら生きるのだ

 しょうこりもなく生きるのだ

 出たとこ勝負で生きるのだ

 ちゃっかりぬけぬけ生きるのだ

 破れかぶれで生きるのだ

 いけしゃあしゃあと生きるのだ

 めったやたらに生きるのだ

 決して死んではならぬのだ

 のだのだのだともそうなのだ

 それは断然そうなのだ      

  (詩集『道元の冒険』・新潮社・1971年刊)


ふふふ…。なんか、ちょっと「破れかぶれ」にも見えますが。
まずは、井上ひさしが詩を書いていた! 詩集を出していた! 自体が私にとっては驚きだった記憶があります。
で、劇作家的にダジャレも入って。
「ノラネコ・ブルース」ってところでしょうか。

でも…ネコって尾を振ったりしたっけ? …と思ったりもするのですが。
なんか、ね。犬と違って、媚びないイメージがあるのですけれど。
でも、ネコを飼っている友人に言わせると、ご飯がほしかったりするとニャアニャア足元にすり寄ってきたりするらしいんですが。
自分の要求があるときだけ寄ってくる、らしい。

でも、そんなのだったら、うちの杏樹(アンジー)だっておんなじかもしれない。
抱っこしてよ、とか、遊んでよ、というときに、前足を伸ばして私や母の腕に「もしもし」してきます。
で、遊んでほしいときに抱っこしようとしたら、「違うんだって!」と逃げます。

ネコのようなアンジー、ってとこでしょうか?
静かに悪さをしてたので、居所が分かるように鈴をつけたんですが、…なにか間違ったかも。 

まあ、生きていると、空元気であろうが自分を奮起させないとしようがない時もある、でしょうね。
ちょっと踏ん張るしかない、という時。
でも、ずっとその状態は続かない。
よく頑張ったね、と自分をいたわってあげないと。

その緩急がうまくいかないと、しんどくなってしまうのでしょうね。
いつもいつも奮起状態は、アドレナリン優位の交感神経が稼働し続けて、眠れなくなったりします。

副交感神経を働かす術(すべ)として、呼吸法や、香りや音(水の音・波の音)があります。
…そういえば、「究極の眠れるCD」というのがあって、波の音やらが収録されていました。
これにお世話になったこともあります。
…そうそう、友人のCさんが教えてくれたのでした。
市販されていたように記憶しています。それほど高額ではなかったと思います。
よかったら、試してみてください。

画像は、朝のアンジーとの散歩で見かけた、ご近所の塀。
ちょっと覗いてみたくなる面白いデザインですよね。

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