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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
母との暮らし
2017/08/10
お盆前のお墓掃除  
台風5号が去っていった翌朝は曇り空だったので、ちょうどお墓の草抜きをしたりするのにいいように思って、「今から行く?」って母に声掛けしたら「行く」というので、早速準備をして車で出かけました。
お墓は富雄の高台の霊園にあって、車じゃないと難しい。
まあ、富雄駅からマイクロバスの定期便が出ているらしいけど。

雨が降った後なので、草抜きもしやすく。
…それにしても、毎度毎度、よく生えてくるね。ホント雑草はたくましい。
抜き取られても、根っこを少し残しているんだね。
抜き取られた瞬間は、やっぱり「悔しい」と思うんだろうか?
それとも…「まあ、いいさ。今に見てろ」と思うんだろうか。

草抜きをしながら、亡くなった父の姉である伯母の話が出て。
看護婦として長年働いた伯母はしゃきしゃきしていて、きょうだいからも頼りにされて。
4つ違いの父が小学校に入学した時には、大丈夫だろうか、うまくやっているだろうかと、しばしば1年生の教室まで父の様子を見に行った、という話を伯母から聞いたことがあります。

その伯母は今年90歳。
さすがにこの夏は農作業はできなくなったそうです。

いやいや。連日35度を超えているのに、農作業なんかしたら倒れてしまうよ。

この伯母の口癖は「負けてられん」。
いろんな問題に正面から向き合うのに、そう言って自分を鼓舞してきたのでしょうね。

そんな伯母が、母と電話で話していて「墓参りに行くのが嫌になった。自分が参るのはいいけど、自分がここに入るのかと思うと情けのうなる」と言ったらしい。
昨年、そういえば私も伯母から聞いたなあと思いながら。

「お墓に入るのが嫌なら、散骨でもしてもらったらいいのに」と私が言ったら「そうじゃなくて、死にたくないってことやと思う」と母。
ふう〜ん。でもみんな、いずれ死ぬよ。死なない人なんていないよ。
…そういうことじゃなくて、死ぬのが怖いんだろうか…?

まあ、ね。初めての経験は、誰しも不安に思うでしょうね。
私も、…今は不安に思っていなくても、歳を重ねて、いつ死んでもおかしくない歳になれば、不安に思うのだろうか?
わからないけど。物心ついた時からずっと淋しかった私は、10代20代が淋しいばかりだった。
そうして、少しずつ「淋しいばかり」から抜け出てこられたんだけど。

だから、ね。私は、もう生きなくていいなら、なんか嬉しい気がするんだけど。
いえ、生きている間は、私なりに精一杯を積み重ねようとは思います。
でも、もういいよ、って言われたら、「ホント?」ってワクワクウキウキで、お布団の中でぬくぬくしている気分、なんだけど。

みんなに会えなくなって、生きてきた記憶も薄れて、この世にお別れを告げるのでしょうね。
周囲の音や声は最期まで聞こえているらしい。
幽体離脱、なんかしちゃって、周囲を見渡して、魂が肉体から抜けていくんだろうか…。

みんなに会えなくなるのは淋しい、とか、この場所から離れるのは淋しい、とか、これはみんな「執着」なんでしょうね。
「諸行無常」…みんな流れていく…変化していく…
そうか…母にも伯母にも、「平家物語」の冒頭や「方丈記」の冒頭を教えてあげよう。
昔から、日本人はこんな風に世の中や人生を捉えていたんだよ、という知恵を。
「古典」はこんな時に、少しは役に立つかもしれない。

お墓の草抜きをしながら、こんなことを考えていました。
それから、お花を供えて。1歳になるまでに亡くなった甥っ子のお墓にも。

画像は、この前通った、表参道の交差点。
私には、時折、都会のビルが卒塔婆のように見えること、あります。

絵本の世界
2017/08/09
ほのぼの世界〜『にゃーご』宮西達也 作・絵〜  
今朝はちょっとすっとぼけていて、ほのぼのする絵本を。宮西達也作・絵の『にゃーご』です。
すずき出版から、1997年初版第1刷が出ています。
私の持っているのは2014年の第29刷。
確か…この作品は子どもが小学校2年生ぐらいの時の国語の教科書に採用されていて、「本読み」の宿題で、子どもが読むのを聞いていて知った、と思います。
絵本として出ているのを知らなくて、街の本屋さんで見かけて、懐かしくなって、つい手に取った記憶があります。

なんだか怖〜い感じの猫の顔が大写しになった表紙絵。
ページを繰ると…


ねずみの学校風景。
「『いいですか、これが ねこです。
このかおを みたら すぐに にげなさい。
つかまったら さいご、あっというまに たべられてしまいますよ。』
こねずみたちは、せんせいのはなしを いっしょうけんめい きいています。

でも…あれえ…
せんせいのはなしを ちっとも きかずに おしゃべり している こねずみが  さんびき いますよ。」

まあ…ね。どこにでもいるわね。話を聞かないでおしゃべりしてる輩が3匹ぐらい。
いえ、もっと多いかもしれない。
で、置いてけぼりを食うんです。


「しばらくして  さんびきが  きがつくと、みんな  いなくなっていました。

でも!全然めげません。

「『あれえ  だれも いないよ』
『それじゃあ  ぼくたちは  ももを  とりに  いこうか』
『うん、いこう  いこう』

あっけらんとしたものです。こねずみたちが歩き出したその時、


「にゃーご 
さんびきの  まえに  ひげを  ぴんとさせた  おおきな  ねこが てをふりあげて  たっていました。」

まあ!どうしましょう。…だから言わんこっちゃない! 先生の話をまるで聞いてなかったから、こんな怖い目に。

…と思っていたら、こねずみたちの様子が変。
3匹はかたまってひそひそ声で話し始めるんですが、どうやら「猫」ってわかっていなくて、で、聞くんです。「おじさん、だあれ?」
戸惑った猫が答えられないでいると、こねずみたちがもう一度、元気よく「おじさん だあれ?」って聞くものだから、猫はつい「た、たまだ」と答えてしまって。

こねずみたちは、たまおじさんに、桃を取りに行こう!と誘います。
猫は、桃を食べてからでも遅くはない、と話に乗ります。
猫はこねずみたちを背中に乗せて桃の木の方へ走っていき…、桃を食べ…、残った桃を1つずつ持って、またこねずみたちを背中に乗せて帰っていきます。
途中、ぴたっと止まって、


にゃーご!とできるだけ怖い顔で叫んだんだけど…


そしたらこねずみどもは、おんなじように「にゃーご」「にゃーご」「にゃーご」って叫んで、
「『へへへ…たまおじさんと  はじめて  あったとき、  おじさん  にゃーご!って いったよね。
あのとき、おじさん  こんにちは!  っていってたんでしょう。そして  いまのにゃーごが  さよなら なんでしょ』」
なんて言って。

さらに、持って帰った桃をひとり1個ずつ分けて、「ぼくはいもうとに」「ぼくはおとうとに」お土産だって言ってたのに、猫に子どもが4人いると知ったら、こねずみどもはみんな、じゃ、1個じゃ足らないね、と言って4個全部をくれたのです。

…もうこうなると、こねずみたちを食べられませんよね。
おまけに「おじさーん、また行こうね」なんて言われたりして。

ため息ついて、猫は退散します。

まあ、ね。先生の話を聞いていなかったばかりに助かった!というのは笑えます。
「たま」なんて、名乗ったばかりに個別の関係ができちゃって。
(鶏なんかも、いずれ絞め殺すのがわかっている時には、名前をつけちゃダメっていうの、聞いたことあります。…辛くなるのですね。)

でも、ちょっとほのぼのします。
こんな世界があってもいいような、今朝の気分です。

アンジーとの暮らし
2017/08/08
杏樹(アンジー)のお返事  
台風5号が迷走したために、そして、随分遅い速度(時速20キロ)で進んでいくために、水害が各地で発生しています。
今朝もまだ、富山に台風の目はいるようで、やっと時速25キロにはなったそうですが、さっさと進んでくれないかなあ…早く熱帯低気圧になってくれないかなあと思います。

雨降りは杏樹(アンジー)にとっては鬼門。
トイレがお家の中で出来ないために、台風でも散歩に行かないといけません。

昨夜も、雨が比較的小降りになるのを見計らっていたら、7時を過ぎてしまいました。
「お散歩、行くよ」って言ったら、ジャンプして喜んだのですが、でも、玄関の扉を開けると…雨模様にちょっと引き気味。
「ママ、行くの?」って感じで、私を見上げる始末。

「だって、おまえ、お家で出来ないでしょ?」と言いながら、傘をさして家を出ました。

午後6時ぐらいから「台風の目」の中にいる、という状況だったので、さすがに人っ子ひとりおらず、時折車が猛スピードで走り去って行くだけ。
「トイレ、済ませたら、さっさと帰ろうね。」と言いつつ、街路樹の通りを歩いて行きました。

ちょっと短めのお散歩にアンジーはご不満で。
「でも、しょうがないでしょ? まだ台風は行ってしまってないんだし。」
と言っても、気持ちは収まらない様子。

うおおおう…と文句を言いはじめるので、「アンジー! アンジーって呼んで、お返事したら遊んであげるよ。」と声掛けして呼んだら「わん!」って元気よくお返事。
ホント? たまたま? と疑ってもう一度「アンジー!」って呼んだら、また「わん!」ってお返事。

…ということで、アンジーは呼ばれたらお返事できるようになりました。
今朝はまだ、眠っています。


仰向きで、自分のベッドを枕にして。ちょこんと乗っけた両前足が可愛いでしょ?

詩の世界
2017/08/07
眠れぬ夜の過ごし方〜中江俊夫の詩「夜と魚」〜  

今朝は中江敏夫の詩「夜と魚」を。

夜の詩で、日中読むのは自分の頭を想像の世界に飛ばさないといけないかもしれませんが。

「読書への誘い」第53号で紹介したものです。

続き
絵本の世界
2017/08/06
七五調のリズムに乗って〜『グリーンマントのピーマンマン』さくらともこ作/中村景児 絵〜  
ピーマンが、グリーンのチェックのマントをたなびかせて、空を飛んでいる表紙絵です。
「ピーマンマン」って「マン」がひとつ余計? とか思いながら、ページを繰ると…


「『おさかな だいすき。
  おにくも だいすき。 
  やさいも パンも 
  ぎゅうにゅうも、
  ぼくたち だいすき。
  だいだい だーいすき。』」

って言って、ご機嫌な顔で食べてる女の子、男の子。

「『だけど、だけど、 たったひとつ きらいなものが ある…。
   それは、ピーマン。
   だって においが くさいよ。 たべると にがいし、ピリピリ からい。
   ぼくたち ピーマンだけは だいっきらい』」

おやおや。牛乳だってだいすきって言ってたのに、ピーマンだけはダメ、ですかあ…。


…で、泣くんですね。

「『嫌われちゃった、シク シク』
『かなしくなっちゃう、メソ メソ』みどりのなみだをポロポロながして、ウェーンウェーン。
それをみていた やさいや おなべ。
『なきむしピーマンなんて いやだなあ。 ともだちなんかに なりたくないよ。』」

ああ!最悪です。他の野菜にまで嫌われちゃった…。
ところが…


「みんなが ねている よるのこと。
た、た、た、たいへんだ。
バイキンたちが やってきた。
『へへへ…。おいらはのどいたバイキン。やさいぎらいの子の のどをめがけて それ!』」

まあまあ、大変!  野菜たちも、お鍋たちもブルブル震えているばかり。

「みんなにおされた そのひょうし、ピーマンがスポッととびだした。」

すると…、

「『ぺっぺっ、からくて しびれちゃう』『ムッ、ムッ、くさくてめがまわるー!』とバイキンども。」

見事追い払うのですね。
「『すごいな すごいな ピーマンマンは、よわむし なんかじゃ ないんだね。
      なきむしなんかじゃないんだね。ふしぎなちからがあるんだね。
      ピッピッピッピッ ピーマンマン。』」

まあ…いつのまに。
嫌われて、悲しくなって、涙を拭いていたはずの布巾をマントにしちゃったりして、ガッツポーズ。

すっかり自信をつけたピーマンマンは、「はらいたバイキン」が来た時にもやっつけてくれるのです。

あ、「ピーマンマン」って「ウルトラマン」とかの「マン」でしたか。

で、最後は、


子どもたちに、ピーマンもだーいすき!って言ってもらえるのですね。

まあ、ね。偏食をなんとかしようっていう意図はいっぱい見えているんですけれど、ね。
「しつけ絵本」的ですけれど、まあ、いいか、と思うのは、言葉のリズムがとってもいいこと。
基本「七五調」のなだらかな語調に乗せて、それが難しい時には「ピッピッピッピッ ピーマンマン」なんて、ちゃんと、言葉遊び的なリズムに乗せて。
読んでいても、聞きていても、心地良い。

この絵本は、子どもが保育園の時に気に入って、借りて帰ったのが購入のきっかけです。
それでも嫌いな子は嫌い!って言うかもしれませんが、ピーマンの「働き」もちょっと横目で見ておくのもいいかなあと思います。
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