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とげの上を歩く〜中桐雅夫の詩「足と心」〜

2018/12/07
とげの上を歩く〜中桐雅夫の詩「足と心」〜
杏樹(アンジー)も来年1月には5歳になります。
(あ、チコちゃんと同じだ!)
トイプードルの「レッド」なのですが、
まだそれほど毛色も抜けておらず。
年を取ると毛色が抜けて薄くなり、
「アプリコット」みたくなるのです。

でも、お布団の中で、つい肉球に手が行って、
そのときに「あ、硬くなったね」と思う。

まあ、アンジーだけの話でなく、
自分のかかとだって、
硬くガサガサになっていたりするのだけれど。

ということで、思い出した詩があります。
今回はその詩を取り上げたいと思います。
「読書への誘い」第71号で紹介したものです。


  「足と心」  中桐雅夫

 

 「海はいいな」と少年はいった、

 「そうかしら、わたしはこわいわ」と少女が答えた、

 少年はほんとうに海が好きだったが、

 少女のこわかったのはなにか別のものだった。

 

 それからふたりの足はとげのうえを歩いてきた、

 ふたりの心もとげのうえを歩いてきた、

 やがて足も心も厚くなって、

 とげもどんな鋭い針も通らないようになった。

 

 さらさら砂をかけられて、

 こそばゆかったやわらかな足裏は、

 なぜいま軽石でこすられているのだろう。

 

 とがった鉛筆のしんでつかれても、

 うすく血がにじんだやさしい心、

 ああ、あの幼い心はどこで迷っているのだろう。

     (詩集『会社の人事』)

 

 

まあ、確かに。

赤ん坊の足は、柔らかで。

固い地面に対して「耐性」ができてないから、

歩くと、正味痛い。

 

アンジーも生後2ヶ月で私に出会って、

家に来たときには、よろよろとしていた。

肉球も柔らかだった。

 

…そうか…。

生きるとは「とげのうえを歩いて」いくことか…。

 

「やがて足も心も厚くなって、

 とげもどんな鋭い針も通らないようになった。」

そうすることで、身も心も守って来たんだね。

 

ああ、硬い足裏は、

これまで必死で生きてきた証拠。

 

嫌わないで、

ゆっくりとシアバターを擦り込んで、

「お疲れさま」と

声を掛けてあげることにしましょう。

 

きっと、その奥に

「うすく血がにじんだやさしい心」が

いまでも、どこかに潜んでいて、

密かに涙を流しているかもしれない。

 

シアバターを擦り込み、

「手当て」をすることで、

涙も止まるような気がする。

 

…そういえば、広島の古い友人が、

愛犬の足裏に、何か擦り込んであげていたような…。

「それ、何?」と聞いたら、

「ワンコも年を取ると、肉球がひび割れてくるのよ」

と言っていたような…。

 

ワンコにもシアバター使えるのかどうか、

今日は、メディカアロマの「忘年会・ランチ」なので、

中田先生に、ちょっと聞いてみようっと。

 

画像は、この前「おまもり展」で、

ならまち近くの璉珹寺に行ったときに、

お寺の入り口に置かれていた手水鉢。

 

一輪の花が浮かべられている水面に

周りの木々や屋根が映り込んでいて、

それがとても印象的だったので。

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