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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
  3. 母との暮らし
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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母との暮らし
2017/06/23
「爽健美茶」2リットルボトル10本を買いに行って  
一昨日、母が「爽健美茶」2リットルボトルを買いに行きたいから、車を出してくれと言って来ました。
自転車に乗って買いに行くと、ボトルは重いからフラフラするのだと。
珍しく夕方に家にいた私は、「じゃ、行こうか?」と言うと、お腹が空いて動けないから、夕食後と言います。
ご飯食べてから、動くの嫌だなあと思いつつ、「そう?」と言って食事を取りました。

で、食後に近くの「コスモス」というディスカウントのドラッグストアに行きました。
昨年夏も、「爽健美茶」を10本買いしたなあと思い出していますと、なんと、6本までは、…確か128円で、7本目から少し値段が上がる設定。
上がるって言っても10円か20円で、不思議な値段設定するなあと思いつつ、まあ、いいか、と。

レジでお金を支払う段になって、レジのお兄さんが、7本目から値段が変わることを告げたら、母は「ちょっと待って」と言って、なんと、7本目からを返品し始めました。…え?

「いいじゃない? また車出して来なきゃいけないんだから。」
「明日にでも、また、自転車で来る!」

呆れました。…そもそもは、自転車でボトルを買って帰ると、フラフラするから車を出してくれと言ったのではないの?

帰りの車の中で「そんな、10円20円はいいんじゃないの?」と言うと、「そんな! みすみす高いのは嫌やん。明日にでも、また自転車で来ればいいんやから。」

だんだん腹が立って来ました。「お母さんの時間は無限にあるんだね!」

なんで、物事の優先順位をつけられないんだろうと思うと、腹立たしいやら情けないやらで。
つい、嫌味を言ってしまった。ごめん。

…そうやって、「やり繰り」して生きて来たんだね。でも、もういいんじゃないの?
あと、どれくらい生きられると思っているの?
もっと、違うことに時間を使う方がいいと思うんだけど。

でも…何も怒らなくても、穏やかにそう言えばよかったね。
…私は、何に腹を立てたんだろう?
今までの価値観から抜け出られない姿?  
…得意そうに「そうやって生きて来た」を披露する姿、かもしれない。

別に「そうやって生きて来た」ことを続けてもらってもいいんだけど、それに付き合わされる私の身にもなって! というところかもしれない。
私は、勤めている時は時間に追われて、10円20円の安さを求めて買い物はして来なかった。
10円20円の安さを検討する余裕がなくて、とりあえず手早く食事を作り、食べさせること優先だった。

あ、今、私「10円20円の安さを検討する余裕」って打った…。
主婦だった母は、それこそが「仕事」だったのかもしれない。
仕事をしてきた私は「稼いでお金を持ち帰ること」が仕事で、それに追われていたから「10円20円の安さを検討」するのは、「余裕」がないとできなかったんだ…。
そして今も、新しい仕事を創り出そうとしている最中で、それに追われてて、やっぱり「10円20円の安さを検討」するのに気持ちが向いていなかったんだ…!

考えの「出発点」が違ってたね、お母さん…。
お母さんの「仕事」はそれだったんだ…。
それを否定してごめん。
でも、私はやっぱり、それが「仕事」の立ち位置に立てないし、お母さんもそろそろ「残り時間」を考えた方がいいと思うよ。

私が怒ってしまったのは、母の価値観を押し付けられているように感じたからだろうか…。
…そうかもしれない。
私なら、そこで10円20円違ってきても、買ってしまう。
そして、その「用事」は済ませてしまう。
ああ!「私の時間も無限にないんだよ」って言いたかったんだ、私。
だったら、そう言えばよかったね。

母との暮らしは厄介だけど、いろいろ考えさせられます。

画像は本町のイタリアンのお店。人が忙しく立ち働いています。

母との暮らし
2017/04/28
明日からゴールデンウィーク  
GWが近づいてきましたね。私は今年は基本的にどこへも行かず、のんびりしようと思っています。といっても、明日明後日はゲシュタルトのワークショップに参加してGW前半は終わります。マイク・リードという方がオーストラリアから来られるのです。「関係性を重視したゲシュタルト」を標榜されている方ですが、昨年、ワークを受けられなかったのでそのリベンジです。

あとは…友人とランチをするぐらい。何年か振りの人もいるので懐かしいです。
生駒からちょっと南下したところにある馬見丘陵公園の花が気になっているのと、今年は霊山寺の薔薇を見に行こうと思っているのと。あ、もしかすると平城宮址で何かあるかもしれない…。
昨年の記憶がないのは、昨年4月に母が入院したからだと、今になって思い出しました。…そうそう、夜中に、「目が回る、吐き気がする。救急車呼んで。」と言われて大変だった。実際に、救急車で運ばれている時からずっと吐き通しでした。小脳梗塞を起こしてて、そのまま入院となりました。まあ、3週間の入院でしたが。(大変だったのは、毎日病院にきてくれと言われたこと。淋しいんだそうな。週に3日京都文教大学に通っている時だったんだけど。)

リハビリも無事済んで、特に後遺症は残っていないようだけど。でも、なんだか動作が緩慢になったように思うし、あれやこれやに対して、しばしば「思考停止」状態になることにも気づいています。

こんな風に歳をとっていくんだね…。

お母さん。私も今日、ひとつ大きく(?)なりました。今まで思ったことなかったけど、こんな風に花が咲き乱れ、緑が美しい季節に生まれてきたのですね。生まれてきてよかったと思ったことはないのだけど、でも、こんな季節に生まれて来られたのはよかったなあと思います。

お母さん。私は今でもまだ生まれてきてよかったと実感しないのですが、そして、お母さんの娘でよかったとは思えないのですが、でもそんなことをお母さんに言うつもりはありません。荒れた時期の子どもに「なんで産んだんか!」「生まれて来たくなかった!」と言われた時、返す言葉がなくて、ただただ心の中で「ごめんね。でも私はKちゃんに会いたかったんよ。」と思った記憶があって、…ああ、こんな風に子どもに連鎖していくのかと絶望的な思いに捕らわれたのを覚えています。

世代間連鎖。その時から、私はそれを断ち切ろうとしてきました。

子どもはもう「なんで産んだんか」などとは言いませんが、来月、広島に行く用事があって、ちょうど今日から11日後が子どもの誕生日なので「お誕生日ディナー」をしながら、「いい季節に生まれたよねえ。緑が綺麗な季節。」と言ってみようと思います。「…生まれて来て、よかった?」と聞けるなら聞いてみようと思います。

画像は、昨日どういうわけだか買いたくなったホールケーキ。一番小さいサイズにして貰いました。(要らないっていったのに、マスター、おめでとうのプレートを付けてくれました。…ちょっと恥ずかしい…。)

母との暮らし
2017/04/11
長崎・ハウステンボスにて  
母が「ハウステンボス、行きたい!」と言い出したのは、父との思い出話からでした。父が闘病生活に入る直前、金婚式記念で、九州を2週間旅行したらしいのですが、父は80歳になっていて、それでもって、車を運転して高速道路を使って…ってびっくりしますね。広島にいた私のところに車を運転してきて、それだけでも、ビックリ!だったのと危ないのとで、「くれぐれも気をつけて帰ってね」と言っていたのに、その足で九州旅行に出かけてた、なんて思いもしませんでした。あとで聞かされて呆れました。

その九州旅行で、ハウステンボスの前を通っただけで、中に入らなかった、というのです。「なんで?」と聞いたら「お父さん、違うところを行く予定してたから。『ここがハウステンボスや。よう見とけよ。また連れたるからな。』ってお父さん言ったけど、また、なんてなかった…。」というので、母のリベンジかけてハウステンボス行きを決めた、というところです。

雨が降ってましたけど、母は大喜びで、「ここがハウステンボスなん? まあ!綺麗! …見て見て! こんなたくさんのチューリップ!」と大興奮でした。
平日だし、雨も降ってる…とあって、人は少なかったので、私も満足でした。気づいたら、250枚を超える写真を撮っていました。

夕食にパエリアを頼んだのですが、母はパエリアを食べるのは初めてで、メニューを見た時、「カレー味?」と聞いてきました。「いやいや、サフランの色で、カレー粉の色じゃないよ。」「ふう〜ん。」「食べてみる?」…という流れでした。「美味しかった!」と大満足のようでした。

昨日一日で、母の万歩計は1万1千歩を示したようです。「よう、歩いたわ。」
そうですか。よかった、よかった。
夜8時にはホテルに戻って、お風呂に入り、早めに休みました。

「お父さん、一緒に行く? って聞いたら、『行きたい』ってゆわはったんで、連れてきた」。母がカバンから取り出したのは父の手鏡サイズの写真でした。「ふう〜ん」。ハウステンボス素通りした父が「行きたい」言うかね? と思ったのですが、まあいいことにしました。…お母さんが連れてきたかったんだね。

画像は、船着場に据えられていた、座れるオブジェ。昼間見たときは白かったんですが、夜、色とりどりに光り出しました。後ろから見ると、なんだか寄り添っているように見えます。

母との暮らし
2017/03/21
知多半島の海岸で  
昨日は朝から知多半島の南端に日の出を見に行ったあと、宿に戻って朝食を取って、それから伊勢湾沿いに車を走らせることにしました。
一昨日は、西念寺での彼岸会法要の後の講話を聞いたあと、高校時の同級生(実は、小、中、高と一緒だった!のに、一度も同じクラスでない)の歌を聴きにライブハウスに立ち寄りました。名古屋市を出るのが少し遅くなって、高速道路で知多半島の南端まで走ったので、まるで海岸線から離れた山の中、でした。甘いものより煎餅類が好きな母は、途中で「えびせん」を売っているらしいよ、という情報をあげると、「欲しい!」と。「そっち側通って帰ろうよ!」と大いに乗り気。「…花より団子、景色より食い気…」と呟きながら、「なんて?」と聞く母に「なあんにも」と答えながら、出発しました。

よく晴れて、ほとんど雲がかかっていない青い空を眺めながら、ゆっくりと車を走らせました。

途中、砂浜に降りられる場所があったので、車を止めて、歩いてみました。「杏樹(アンジー)、波にどうするかな?」と母が好奇心満々で、それで、波打ち際を歩かせることにしました。実は、4ヶ月ぐらいの子犬の時に、山口の周防大島に連れて行っているのですが、でも、記憶ないかなあと思ったら、やっぱり海の記憶がないようでした。引く波に釣られて追いかけて、でも、寄せる波にびっくりして逃げて、を何回か繰り返しました。

「ワンコってやっぱり三歳児なんやなあ!」と母はご機嫌で、「子どもとおんなじ反応するわ。」と大はしゃぎ。「…いやあ…、お母さんも同じやけど…。」と心の中で呟きながら、にこやかに「そうやね。」と返す私でした。

画像は、海水をなめてみたアンジーがペロリと舌を出しているところ。…辛かったでしょ?

母との暮らし
2017/03/07
枚岡梅林への道行き  
3月4日、雛人形を買った後、月ヶ瀬の梅を見にいくことにしました。せっかく行ったのですが、一部満開のものがあったものの残念ながらまだもう少し、といったところでした。「枚岡の梅があるよ!」というので、次の日は生駒山を越えて観に行くことにしました。これまた残念ながら、昨年に全部切り倒されていました。なんでも、虫がついてしまった、ということでした。

生駒駅で「弁当買っていこうよ」と母に言われたのですが、私は「まあ、何か売ってるでしょ」と言って取り合いませんでした。枚岡の梅林跡には、同じように梅を見にきた人が何人もいました。梅がないけどしょうがないか、といった様子で、それぞれお弁当を広げていらっしゃいました。母はその人たちを横目で見ながら「だから、弁当買って持って来ようっていったのに…」と恨めしそうでした。

「まあまあ、そう言いなさんな」と言って、私はタブレットで食べる所を検索したのですが、枚岡駅近くには何もなく、隣の瓢箪山駅にはいろいろあることが分かりました。「一駅乗らないといけないけど、瓢箪山まで行こうよ」と誘って、瓢箪山駅まで行きました。

遅い昼食後、母が「アイスクリーム食べたい!」と言うので、商店街を探しました。途中、車椅子の老婦人に行き会い、その方が、連れていた杏樹(アンジー)に興味を示されたので、抱っこして連れて行きました。アンジーを抱っこしたそうだったので、膝の上に乗せました。アンジーは例のごとくワンコも人も大好き!ですから、ペロペロと大歓迎でした。犬がお好きだそうで、その方も付き添いの娘さんらしき人もとても喜ばれました。母も嬉しそうでした。しばらくしてお礼を言っていただいてお別れしました。「アンジー、いいことしたね。」とアンジーを褒めました。

お目当てのアイスクリームショップはなく、あとはマクドナルドしかありませんでした。「シェイクでもいい?」と言いつつ店内に入ると、期間限定の「マックフルーリーさくさく桜」という桜味のコーンフレークが入っているアイスが売っていました。「これにしよ!」と母は大喜びで、二つ買いました。

駅前のちょっとした憩いの場で座って食べながら、「枚岡の梅林、あんなことになってるなんてなあ。知らんかったわ」と言うので、「まあ、いいじゃない。予定外も楽しいでしょ? 瓢箪山まで来てご飯食べたり、アイス食べたりするなんて思っても見なかったけど、楽しいでしょ?」と聞くと、「うん、楽しい」と返事が返って来ました。

アイスを食べながら空を見上げると、穏やかに晴れていました。お昼ご飯の時も、アイスの時もじっと我慢しておとなしくしていたアンジーには、持って来たドッグフードを少しあげました。…ゆっくりと穏やかな時間が流れて行きました。
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