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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
  3. 母との暮らし
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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母との暮らし
2017/03/06
雛人形を買う  
今年の桃の節句も終わりましたね。ゲシュタルト仲間のともこさんが、ご両親からの雛人形を大事にされていて、その画像をアップされているのを見て、私の雛人形は確かネズミがかじったからもう捨てるよ、といつぞや母から言われたことを思い出し、今更なんですが、三人官女も五人囃子もいらないけどお内裏さまとお雛さまぐらいあってもいいような気がして、母にそう言ったら「ほんま? じゃ買いに行こうよ」ということになって、3月4日にお店に行きました。

シーズン後のお買い得狙いだったのですが、どのおひなさまを買うかで母と意見が分かれました。私は比較的こじんまりとしたものでいいと思ったのですが、そして、お人形の着物の柄などでこれがいいかなと思ったものがあったのですが、母は「私、これがいい。このお内裏さん、面長でよろしいやん」「でも、ちょっとサイズが大きいよ」「このお顔がいいの!私、面食いやから」と、譲りませんでした。

誰の雛人形?と思ったのですが、まあ、いいかと母の望むようにしました。

私の父も母も親の愛情に恵まれていなくて、だから私に執着したのではないかと私はある時から思っていました。私に何かを与える基準は、自分たちが親からして欲しかったことでした。

雛人形もなんだか「母の雛人形」のようになりました。でも、それでいいやと思っている私がいます。…そんな風になるような気が、実はしていました。

私は今から母のインナーチャイルドを母と一緒に育てようと思っています。そう思うと、そんなに時間はかからない気がします。母が生ききれなかった子ども時代を、あれこれ用意してあげたら、母はどんな風になっていくのか、80近くなっていても、80を過ぎても、本人が望むなら人は変わっていけるものではないかと思っています。ちょっと楽しみです。

画像は、その後に行った、月ヶ瀬の梅です。

母との暮らし
2017/02/03
節分の日  
今日2月3日は節分、豆まきですね。母は今日までに、いそいそと豆やらを用意して、それはいいのですが、豆には鬼の面がおまけについてきて。そのお面で、母は杏樹(アンジー)で(!)遊ぶのです。(アンジーと遊ぶのではなく。)

「アンジー!」と呼んだかと思うとさっと鬼の面を取りだし被るものだから、アンジーが怖がって「うおん、うおん…」いいながら後ずさりして逃げていきます。それを見て母は面を外し、「アンジー、ばあちゃんだよ、鬼じゃないよ。」と大笑いするのです。この2〜3日。

「ばあちゃん、それはいじめだよ(怒)!」と言うのですが、なかなか止めません。ホントにまあ、子どもなんだから!

また、母はおやつとしてミルク風味のガム(骨のように両端をねじったもの)をあげるのですが、アンジーはそのガムを口で放り投げて十分遊んでからゆっくり食べ始めます。時にはテーブルなどの下にガムが入り込むことがあって、どうやってもアンジーの手では取れないことがあります。そうすると、一生懸命、「ここだよ!ここにあるんだけど、取ってよ!」と言いに来ます。(時にはそれが、ボールの時もあります。)母は長い1メートルぐらいの竹差しを持ってきて、なかなか取れないふりをします。「アンジー、もうちょっとなんやけど、難しいわ…」とかなんとか言いながら、じらします。アンジーも心配そうに、ものが滑り込んだ先と、母の顔を交互に見ています。そのうち母が竹差しで出してやり、「アンジー、やっと取れたわ」などと言います。

なんで、すぐに取ってやらないのか? と聞くと「私もちょっと、楽しみたいやん。なかなか取れんのが、やっと取れたら、アンジーものすごく感謝してペロペロなめるんよ。」

私はものすごく不愉快になります。…多分「あんたのために頑張ってるんよ」が嫌なんだと思います。

「『あなたのため』は『お為ごかし』で本当は言ってる本人のため」と私は昔から思ってきました。母があまりにも「おまえのために〜」と言い過ぎたので。学校に勤めていた時も「生徒のため」という言葉が嫌いでした。だから私は誰かに「あなたのため」と言ったことはありません。自分が言われて苦しい思いをしてきたので。言ったとしてもせいぜい「私はこうした方がいいと思うけど…、」です。そして「自分で決めてね」を付け加えます。

今日になって、母は「もうアンジー、怖がらさんとくわ。かわいそうやもんね。」と言い出しました。やれやれ、ほっとしながら、一方で、母がアンジーをからかっているだけで、私は何もこんなに反応しなくていいのに…とも思いました。「過剰反応だわ」と。まあ…私のインナーチャイルドが反応したんですね。アンジーを抱き上げながら「大丈夫だからね。何も怖いことないよ。」と、よしよししながら、私の心のザワザワも落ち着いていきました。

母との暮らし
2017/01/17
ルンバさん  
広島のマンションを引き払って奈良に帰るとき、母からは「とにかく、モノは持って帰らないで」「タンスは捨てて帰ってね」などときつく御達しがあって、本も段ボール箱に10箱は古本市場に引き取ってもらい(でも大半は捨てられず…)、一揃いのタンスと食器棚と、ローランドの電子ピアノは友人に貰ってもらい、絵画類も大方貰ってもらい、本箱は全て捨て、…衣服もかなり捨て、買ってまだ1年ぐらいしか経ってなかったベッドと、マルニの一枚板のダイニングテーブルは「勘弁して」と言って引っ越しの荷物としたのでした。…あと、半分に減らした食器と。それから、お気に入りのミュシャのリトグラフ2枚と。

渋い顔の母が、殊の外喜んだのはAIお掃除ロボットのルンバでした。

「ルンバさん、早起きやなあ。もう掃除してはるわ」
いやいや、そういう風にタイマーセットしたの私なんだけど、と思いつつ「ルンバさん」に引っかかり、「なんで、ルンバに『さん』をつけるの?」と聞くと、逆に戸惑ったように「なんでて…ちゃんとお掃除してくれはるやん」と敬語続き。「働きもんには、そういう風に丁寧に言わんと。」ということだそうです。

「あんたのま〜るく掃除するのとちごて、隅々まで掃除しはるの、私大好き。」とのこと。はあ、そうですか。「ちゃんと、玄関先では止まらはるし。」
いやいや、だから、ウォール設定したの私なんだって!

…という話をゲシュタルト仲間のともこさんにしたら、「ちょっとルンバの設定変えて、お休みの日も作ったら? それでお母さんが『なんで?』と聞かれたら、『ルンバも休みが欲しいんじゃないの?』と言ってみたら」…だそうです。うん、それもいいかな、と思ってしまった。

母の頭の中ではブラックボックスなんだろなあ…と思いながら、私もSNSとか全然ついていけてないことを思い出し、「ま、似たようなものか」と思ってしまった。ラインデビューも子どもに教えて貰って最近のことだし。スタンプあんまり上手に使えないし。子どものスタンプに「これ、どういう意味?」と尋ねて「フィーリングっすよ」というスタンプを返される始末。

将来、杏樹(アンジー)が私より先に死んだら(多分、そうなると思うけど)、私、介護型AIロボットと暮らしていると思う、と発言すると、皆さんの反応はまちまちでした。「AIはどこまでいってもAIよ…!」と言われたので、「でもまあ、学習してくれて、私の好みを理解してくれるなんて、癒されると思うけどなあ」と私。子どもに「関西で就職して!」と言うよりいいと思うんだけど。できるだけ縛りたくない、という気持ちが強いんだけど、そのためには元気で生きていかなきゃね。
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