あれは…4月3日のこと。
いつものように、夕方、母のマンションに行き、いつものようにテレビの4チャンネルがついていて、その日、法隆寺で揮毫されるイベントのニュースが流れたのでした。
へえーと思って。
書かれた字のライン、私、好きだなと思って。
書道家の名前をフルでは覚えられず。苗字と法隆寺で、ということだけ。
手元にあったタブレットで検索かけると、なんとヒットして。
ふうん。脇田龍峯先生。
あ、書道教室もされているの? どこで、だろう?
そんな風に調べていって。
で、早速メッセンジャーで連絡を取ったのでした。
「初めまして。たまたま4チャンネルのニュースで、法隆寺で大書されているのを見ました。
書道教室をされているということですが、詳細をお聞きしたいです。
私は中学生の時まで書道を習っていましたが、それ以降は全くです。
ですが、墨をするときの香りが好きで、もう一度、初めて見たい気持ちになりました。
お忙しいところ、すみませんが、お返事よろしくお願いします。」
お返事をいただけて、それで早速4月の12日に伺うことになったのでした。