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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
アロマオイル
2017/08/25
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson3(1)〜精油の芳香性分類の基本〜  

昨日の、ナードジャパン認定校メディカアロマでのインストラクターコースの講義は、まるで化学の授業でした。

遠い昔に「化学 I」をひたすら頑張った(「化学II」の名目で「化学I」を学ばされたような…)文系生徒としては、なかなか手強い。

 

「精油に含まれる芳香分子は、炭化水素か、炭化水素の骨組みに官能基の付いた分子」と言われても…、「官能基」につまずくわけです。

官能基とは「有機化合物の分子内に存在し、化合物の特徴的な反応性の原因となるような原子又は原子団」ということですが、…すでに「官能基」という用語に、居心地の悪さを感じたりします。

…そもそも「用語」が落ち着いて私の中に入ってこない…というのを実感します。

 

「炭化水素か、炭水化物の骨組み」=「骨格」に3つあって「テルペン系」(=イソプレン骨格)「芳香族」(=ベンゼン環骨格)「脂肪族」(=鎖状骨格)。こちらを横軸に取ります。

(イソプレンはC5H12の分子式を持つもので、通常は単独で存在せず、2つ以上が結合して存在しているそうです。)

 

縦軸は「官能基」で、「官能基なし」から始まり、「水酸基−OH」「アルデヒド基−COH」「ケトン基−CO−」「カルボキシ基−COOH」「エーテル結合−O−」「エステル結合−COO–」と並びます。

これを組み合わせる訳です。

 

たとえば、テルペン系の「官能基なし」は「モノテルペン炭化水素類」と「セスキテルペン炭化水素類」の2つ。テルペン系の「水酸基」は「モノテルペンアルコール類」と「セスキテルペンアルコール類」と「ジテルペンアルコール類」の3つとなります。

 

モノ、ジ、トリ、テトラ…は1、2、3、4、だったと思うのですが、セスキって?と思いました。

(ラテン語と思い込んでいたのですが、ギリシャ語でした…。)

セスキは1.5なんだそうで、イソプレンは通常は単体では存在しないので、イソプレンが2つのテルペンをモノテルペン、3つのテルペンをセスキテルペン、4つのテルペンをジテルペンと言うそうです。

 

…疲れますよね。この辺でやめます。

 

まあ、そんな化学の授業の中にも、楽しい実習があって、昨日は「ローズの香りのボディミスト(ローション)を作りました。

 

・バスオイル(乳化剤)…10滴

・ローズ精油……………… 1滴

・ローズウォーター………50ml

 

ローズはホント高価で、1滴で260円! でも、とんでもなくいい香りに包まれます。

ローズ精油を生成するときに生まれるのが「ローズウォーター」で、その二つを組み合わせると、本来の「バラ」の香りに近いものが生まれます。

(アプリコット油で1%に希釈した「プレミアム ローズ」もありますが、それでも10mlが7800円もします。)

 

今日から入院する母に持たせようかな、と思います。

画像の一番左のボトルに、今回作ったボディミストが入っています。


人とのつながり
2017/08/24
同級生とのランチ  
昨日は、高校の同級生と、生駒でちょっと美味しいイタリアンのお店でランチをしました。
奈良に帰ってきているとの連絡を受け、お昼なら母を置いて出やすいかと思ってランチに誘ったのです。
ちょっと前に、裁判所にお勤めの彼に法律相談したことがあって、その時に「8月下旬に奈良に帰るから、また連絡する」と言われていたのでした。

お店を選ぶにあたって、私は生駒のイタリアンと高畑の友人の喫茶店のカレーとを選択肢に挙げたのですが、「カレーは毎日のように食べているのでパスタ屋にしましょう」との返答でした。

お昼にお店で待ち合わせて。
5年ぐらい前の同窓会以来でした。

ふう〜ん…、そんなにカレーを食べてるのか…と思っていたら、近鉄奈良駅近くのスリランカカレーのお店だそうで、そこでかすかに流れている音楽があって、それがハープシコード演奏だった、と。
もちろんCD。そのCDは、たまにふら〜っと、演奏者が店に立ち寄って、置いていくそうです。
…「まるで、富山の置き薬みたいだね。」と私。
気に入ってそのCDを買って帰ったそうで、そのうち、その店の人から、演奏会を案内されたそう。

で、今回の帰省で、そのハープシコードの生演奏を聴きに行ったそうな。
京都、笠置の山の方に。

演奏会前に、1時間の散歩の時間があって、山の上でお昼を食べて。その山の上で座禅を組んで、瞑想して。それが30分ほど。
それからやっと演奏会。演奏が始まって、なんで散歩と瞑想が必要だったかがわかった、と。
ピアノの前身のハープシコードは音が小さくて、よくよく心を鎮めて聴かないと聞こえないそうな。
つまり、散歩と座禅は、ハープシコードの音を聴くための準備に必要だった、と。

「なんか、ワークショップみたいだね。」と私は感想を述べた。
1時間半の準備と、演奏1時間で8000円。
「でも、高くないと思った。」と彼。…わかるような気がした。
そんな、ハープシコードを聴くための作法、というか、自分の心身を整える、在り方、みたいなものが味わえたから、なんだね。
「うん。高くないね。」と私も応じた。

それから、私の学びの話をしたり。ゲシュタルト療法やアロマの講座。
とても刺激的で楽しいの、と私は言った。ああそうか、という発見があって。

「高畑の喫茶店って、『みりあむ』のこと?」って聞かれて。
そうそう!そのお店が、30年来の友人がやっているお店。
節夫さんが、自分で内装を作っていた頃からの知り合いだったと話した。
「そうか…あの店の内装は手作りなんか…。」と感慨深そうだった。
「知ってるの?」「昔、あの辺りに官舎があって、3年ほど住んでいたことがあった。」…そうなんだ。

とりとめもなく話をし、子どもの留年の話になった。
「司法試験、通るまでは、大学にいるのは、言ってみれば一般的だったけどな…。」
「え? 留年したの? …すぐには司法試験、通らなかった?」
「うん。まあ…。」
高校時代の彼は成績優秀で、浪人とか留年とか試験に落ちるとか、そんなことには縁がない人だと思っていた。
「…何年大学にいたの?」「…休学も含めて、9年。」
まあ、びっくり! ホント意外だった。
「その間、他の勉強もして、それが仕事をしてから、意外に役に立ってる。」

「どんな勉強をしたの?」と私は訊いた。「物理、とか、医学、とか…。」
「物理がどんな風に、今の仕事に役立ったの?」
…もう、そうなると、私の好奇心が止まらない。
「うん、と、交通事故…車同士がぶつかって、どちらが先にセンターラインを越えたか、という問題とか。」
「あ、もしかして、車輪の軌跡が割り出せる?」
「そうそう。まさに物理式で、検証できる。…そうすると、最初は被害者に思えてた方が、先にセンターラインを越えてたことがわかったりする。」
「へえ〜!…凄いね…。」
「だから…無駄にはならないよ。…まあ、パチスロなんかにハマってたらダメだけど。」

そうね。そうだよね。…ありがとう。子どもに伝えます。

あっという間に2時間近くが過ぎていました。
ありがとう。また、ね。

詩の世界
2017/08/23
状態の悪い自分とつき合う方法〜中原中也の詩「北の海」〜  
お盆を過ぎましたが、まだまだ残暑厳しいですね。
日中の気温は、連日34℃まで上がっているようです。
でもまあ、日没後の気温は、少し下がって過ごしやすくはなりました。
今朝は、なんとなく冬の、波が荒い日本海を思わせる詩を。「読書への誘い」第25号で紹介したものです。
続き
子どもとの時間
2017/08/22
子どもとの時間(8)大学4年生 ⑤  
昨日、子どもが下宿先に帰っていきました。
…帰る前の小1時間、子どもと話をしました。
帰ってきた日、その翌日、に話したことと少し違う角度から。

最初に私は、ボイスアートのワークで、「9歳の私」を思い出したことを話しました。
バスに乗り間違えて、気づいた時点でバスを降りて歩いて戻り、もう一度バスに乗り直した話。
予想もしなかったことが起きるけど、…それは人生よくあることで、「なんでこんなことに…」と言ってないで、起きた時点で、起きたことを受け止めて、とにかく、なんとかするしかないんだ、と。

それから…前期の成績予測と、…「落とした」と思うものは何が原因だったのか、を問いました。
子どもは、6月後半ぐらいから気持ちが落ち込んだんだ…と答えました。
え? 何かあった?  …いや、卒業できんと思うと…。

「ああ! Kちゃん、3月に教務課に話を伺いに言った時、担当の方がそんな時のために、いいこと言ってくれたよ、覚えてない?」
「…覚えてない」
「将来(さき)のことを考えたら、限りなく不安になるから、考えない。とにかく、今日のことを考える。今日の授業の整理を今日、済ませてしまう。それで、OK。それ以上のことは考えない。そうやって毎日を積み重ねる。…そういう話をしてもらったよ。」

何か、落とし穴にでもはまり込んだ気持ち、かもしれない。
でも、一歩一歩、歩くしかない。
その延長に、未来はある。きっと、ある。

「今、苦しいね。でも、きっと…自分の財産になるから。ね?」
あれやこれや。私の抱えている問題を、今回帰ってきてすぐに、話していた。
「私の抱えている問題は、Kは応援してくれることはできても、代わることはできないでしょう?  Kちゃんも同じだよ。私は応援できても、代わることはできない。…だから、頑張ろう、ね?」

「うん。…頑張る」と子どもは答えました。…何か、無理強いしてないか、私はよくよく、その横顔を見つめていましたが、よくわかりませんでした。
私は…思わず抱きしめるだけでした。

不安だろうな…辛いだろうな…そう心痛めても、代わってあげることはできない。
クライエントさんも、そう。ああ、本当に辛いだろうな、と感じても、代わってあげることはできない。
自分の荷物は自分で背負うしかない。

でも! 自分の荷物を自分で背負う姿をみせることで、何か、励みにはならないか…そう思って、教員の仕事もやってきた。
生徒たちに「勉強しなさい」というなら、自分も授業研究しないと言えないと思ってきた。
自分が努力しないのに、人に努力を言うのは間違っていると思ってきた。

今も同じ、だね。
頑張るから。私も頑張るから。だから、一緒に頑張ろう、ね。
でも…ガチガチに頑張るんじゃなくて、ゆったりと、周りの景色も見ながら、がいいなあ。
…そうできればいいね。…ね?

画像は、11年前の家の植木鉢に咲いた花。多年草で毎年花を見せてくれました。
横に、開きかけの花が見えます。…今から咲く子どもです。

ボイスアート
2017/08/21
ボイスアート・学びの時間(1)  
昨日は、まやはるこ先生の「ボイスアートの勉強会」に初参加しました。
月に一度、神戸のセッション・ルームで行われているものです。

「お辞儀呼吸法」で、意識を自分軸に戻すことをして。
まず、「与える」ということについてのお話がありました。
これは「受け取る」ということと、横軸と縦軸の関係にある、と。

「与える」ことをしようとする時に、「奪われてしまうかもしれない恐怖」に捕らわれることがある、と。
そんな時は「自分の呼吸に還る」ことで「『与える』に還る」のだと。
「自分の呼吸に戻る」とは、自分はどこに在るのか、自分をからっぽにして「分かち合う」立ち位置に立つこと。
そのためには自分の感じている「恐怖」を自覚できることが大事、「気づく」ことが大事。「気づく」ことが「自分を見る」ということである、と。

私にとっては「奪われてしまうかもしれない恐怖」とは「呑み込まれてしまうかれしれない恐怖」のように思えました。呑み込まれて、私の存在が無くなってしまうような…。
心の調子が良くない時に、人前で話をする時、授業をする時に、感じたことがあります。
自分がしっかりとそこに居ることができなくて、ゆったりできなくて、ホント文字通り「心、ここに在らず」の状態。
人前であがったりするのは、こんな時かもしれません。

…そういえば、あがってるな、と自覚した時は、私は無意識に息をゆっくり吐いていた。
肩の力を抜いて、ゆったり構えることを、誰に教わるとなくしていた気がします。

次に「分かりません」という言葉の意味について。
よくよく考えを巡らせて、「わからない」という場合と、「分かりたくない」「考えたくない」という場合の「わからない」がある、と。
後者の場合、「教える」ということをやってはいけない。なぜなら、「教える」ことは「情報を与える」ことだから。
そうではなく、「伝える」ことを。「伝える」とは分かち合うこと。
「分かち合う」とは許し、解放すること。そこには必ず「気づき」がある。だから、安心して不思議と開かれていく、と。

それから、二人組みになって「楽しかった子どもの頃」をテーマに、ワークを行いました。
私は、参加人数が奇数だった関係で、まや先生と組みました。
「楽しかった子どもの頃」を扱おうとすると、いつも私は困ってしまいます。
何も出てこないからです。

目を閉じて、年齢退行を行なって、私が思い出したのは、9歳ぐらいの時、3歳下の妹を連れて、ピアノの先生のお家にレッスンに行った帰り、バスを乗り間違えて、家のバス停まであと少し、のところで右折レーンにバスは入っていって、「あ、違う…」と絶望的な気持ちになってバスが右折するのを見ていた私。
妹はべそをかき出すし、泣きたいのは私も一緒、なのに、どうにかしなきゃ…と必死で考えていた。
…とりあえず、次のバス停で降りよう。
運転手さんに、乗り間違えたことを言って、余分なお金がないことを言ってみよう。
それから…バスが曲がる前の道まで歩いて戻ろう。バスは高架橋を渡ったから、ちょっと距離はあるけど。
それから、バスをよく見て、もう一度お家までのバスに乗ろう。

泣かんでいいよ、大丈夫、お家に帰れるから。
そう言って、妹の手を引いて、歩き出したことを鮮明に覚えています。
運転手さんは、運賃はいい、と言ってくれた。
とりあえず、バスに乗るお金はある。
大丈夫。大丈夫。

家にたどり着くと、母に叱られて。どうして間違えたりしたの? と。
だから、この話は私には「失敗した話」として記憶されていたのだけど、まや先生から「大事なことは無事に家に帰れたこと。不安でいっぱいのマコちゃんに、今のまこさんがそばにいてあげて、大丈夫よ、よく頑張ったね、偉いね、と声を掛けてあげてください」と言われました。
「あなたが辛かったこと、怖かったことはみんな私が知っているからね。だって、私はあなただから」と声掛けすることも。「そうして、二人を光で包んであげてください」と。

「小さなマコちゃんは、どんな風ですか?」と尋ねられて、「なんだか嬉しそうに私を見上げています」と答えました。
…そう、私は、9歳の時の私が、やっとにっこりしたのを見たのでした。

母がなんでその時叱ったのか…それもわかる気がしました。母はびっくりしたのです。
びっくりして、その気持ちを持て余して、どうしてそんな心配をさせるの? と私を責めたんだと思います。
私がちゃんとバスを間違えなかったら、そんな心配をさせられることもなかったのに、と。

でも、今回のワークで大事なのは、不測の事態が起きてもちゃんと私は対処したんだ、ということ。
それを認めてあげること。無事に家に帰ることを、ちゃんとやり遂げた話として認めること。

誰も間違えたくて間違えるわけではない。
でも、予想外のことが起きるのが人生ではないか、と思います。
起きてしまったことに、なぜ?と問うのではなく、「どうすれば、この状況を切り抜けられるか」にシフトした方がいい。
なぜ?と問うても、自分や状況を責めるばかりで、事態は変わらないから。
自分を責めることは、力が萎えていっても、事態に対処する力は湧いてこないから。

…そうね。今日、下宿に戻る子どもに、この話をしよう。
不測の事態に対して、どう対処するか、があなたの財産になる。
そう。自分を責めることは無益で、逆に有害ですらある、と。

画像は、つい最近、トリミングに行った杏樹(アンジー)。胸張って、すっくと前を向いています。
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