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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
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アロマオイル
2017/02/25
「昔の人の袖の香ぞする」〜オードトワレを作る〜  
昨日は残り2回となったナード・ジャパン認定校「メディカアロマ」の「アロマ・アドバイザーコース」の講義でした。「精油の調香〜オリジナルの自然香水で素敵に香る〜」がテーマで、まず、「嗅覚の仕組み」を理解することから始まりました。

芳香分子(におい物質)が鼻腔(びくう=鼻の奥の空間)に入り、薄い粘膜層に溶け込み、嗅細胞(きゅうさいぼう)に刺激を与えて大脳辺縁系の扁桃核(へんとうかく)に届きます。大脳辺縁系は大脳の内側に古くからあるもので、食欲や性欲などの本能をつかさどります。

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)は、大脳新皮質(=大脳の外表面を覆っている、発生学的に新しい部分。知能や思考など知的・理性的な機能を担う)で認識されますが、唯一嗅覚だけがダイレクトに本能を司る大脳辺縁系にも伝達され、本能的反応を起こすというのです。

うんうん…そうだったなあ…確か…と思い出したのは、古典の授業で扱った和歌でした。

    五月待つ 花橘の香をかげば  昔の人の袖の香ぞする (古今和歌集 巻3 夏  読み人知らず)

これは『伊勢物語』の第60段「花橘」にも出てくる歌です。「五月を待って咲く橘の花の香りを嗅げば、昔の恋人が袖に薫きしめていた香りだったと思い出されることだよ」ぐらいの意味でしょうか。

香りが一瞬にして懐かしい思い出を蘇らせ、今ここに、その人がいるかのような、その人との時間のあれこれまでまざまざと思い出されるのは、確かに「本能に働きかけ」ているからなのでしょう。

というようなことを考えているうち、講義は「香りの基礎知識」へと移り、「香りの相性の良い精油」ということで、精油は7つのグループに分けられ、そのグループ内、または隣のグループの精油のブレントは良く合うとのことでした。

7つのグループとは「花の精油」「柑橘系の精油」「ハーブ系の精油」「樹木類の精油」「スパイス系の精油」「樹脂類の精油」「オリエンタルな精油」です。相性が良いのは、たとえば「花の精油」グループは「柑橘系の精油」「オリエンタルな精油」グループということになります。

次に「香りの揮発性」(=ノート)について学びました。香りの揮発性とは、香りの持続性のことです。
「トップノート」は早くて、長くても2時間程度、「ミドルノート」は2〜4時間程度、「ベースノート」は6時間以上持ちます。香水を作るときには、この時間差で香りを変えて楽しむことをします。

「アコード」という用語も新しく知りました。「調和」という意味で2つ以上の香りをブレンドして、快い香りを生み出せたとき「アコードが良い」と表現するそうです。調香には、このように「音楽用語」がよく用いられるそうです。

それにしても、調香練習はとても贅沢なものだということを知りました。アコードを取って、どのブレンドが良いかを知るのに、たとえば2種類の精油を「9:1」「8:2」「7:3」…「1:9」まで9種類を作ってみて、調和がとれていると感じたところが自分のアコードだというのです。ということは、一箇所(もしくは二箇所)のアコードを知るために、残り8種類を捨てることになります。…「9滴:1滴」としていっても、全部で90滴必要になります。200滴で10mlですから、1本の精油のほぼ半分ずつを使うことになります。精油は安いものでも2000円以上しますから、う〜ん、贅沢!

調香師となると、そうしてアコードを取ったものに、また3種目でのアコードを取る…というようにして数種類のアコードを取っていくそうです。…すごい贅沢!

という講義の最後に自分でオリジナルのオードトワレ(賦香率が5〜10%で、持続時間が3〜4時間のもの)を作ることになりました。キャ! 嬉しい。みんなでワイワイいいながら、楽しんで作りました。

私は爽やか系で「樹木類の精油」を「ミドルノート」に置くことにしました。「トップノート」にはお隣の「ハーブ系の精油」からレモングラス、「ベースノート」にはパチュリーを置きました。

全量10mlで10%となると、精油は20滴になるのですが、パチュリー2滴、サイプレス8滴、レモングラス10滴でブレンドすると、レモングラスが勝ってしまって、ミドルノートのサイプレスがなかなか立ち上がらないことになってしまいました。…思い切りの良いのは、こんなとき、とても困ります。ブレンドしてしまうと、元には戻せないので。

それで、同じ樹木類のジュニパー(トップノート)を2滴加え、レモングラスの香りをマイルドに抑えました。それに、希釈するものとして、無水エタノールでもよかったのですが、アルコール臭が1ヶ月経たないと抜けないそうで、それは嫌だったのでファーナスオイル(9ml)で希釈しました。偶然ですが、アコードの良いものができました。

アロマオイル
2017/02/09
ハンドトリートメントの効果  
ナード・ジャパン認定校「メディカアロマ」での「アロマアドバイザーコース」も、一昨日の講義を終えて、残り3回となりました。授業が毎回興味深い内容なので、名残惜しいのと、その後には「試験」が待ち構えているので、40種類もの精油の成分を覚えないといけないと思うと、ちょっとため息が出ます。

一昨日は「アロマトリートメント」についての講義でした。

トリートメント自体に、次のような効果があります。

  1 毛細血管の血流やリンパの流れを良くする → むくみ・疲労を解消させる/痛み・炎症を軽減させる
  2 タッチングによる安心感         → 自律神経の働きを安定させる

さらにアロマオイルを用いたアロマトリートメントには、精油の作用として、

  1 芳香分子が嗅覚(鼻から)で捉えられる → 大脳辺縁系に伝えられる → 神経系・内分泌系・免疫系に作用する
  2 皮膚そのものに対する作用  → 殺菌作用・収斂(しゅうれん)作用・皮膚弾力回復作用 など
                  → 皮膚から吸収された芳香分子が血液の流れに乗って、身体のさまざまな器官に作用

が加わります。

一昨日の講義で、新たに知ったのは、「皮脳同根」ということ。
ヒトの身体はおよそ60兆個の細胞からできていますが、元はたった一つの受精した卵細胞です。その一つの細胞が、何度も分化・増殖した結果がひとりの人体です。それが何を意味するかというと、「皮膚と脳はつながっている」ということ。たとえば、手の甲は脳の前頭葉につながっていて、手の甲をなでさすることで脳の癒やしとなるというのです。

良好な対人関係が築かれているとき、体内にはオキシトシンが分泌されています。もともと、分娩時に子宮を収縮させたり乳汁分泌を促すことで知られ、発見当時は女性に特有のホルモンと考えられていたようです。しかしその後、闘争心や遁走心、恐怖心を減少させる働きがあることが解明され、さらには、なでさするなどの皮膚接触でも分泌されることがわかるようになり、男性にも存在することがわかりました。

つまり、全身のトリートメント(=マッサージ)を行わなくとも、手のひら、肘あたりまでのハンドトリートメントでも、十分な効果が期待できることがわかったというのです。

「如月キャンペーン」として、個人カウンセリングにハンドリフレソロジー(=ハンドトリートメント)を取り入れることにしましたが、ホント、タイムリーにその効果が学べて嬉しかったです。

丁寧に、ゆっくりとアロマでのハンドトリートメントをさせていただきますね。


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