折々の言葉
人生のテーマ〜折々のことば・鷲田清一#1996〜
2020/12/11
2020年11月17日の「折々のことば」。
続き
人の人生には、それぞれのテーマがあるのではないか。
中村文則の言葉。
鷲田清一の解説。
長編小説『逃亡者』から。
作中、一人のヴェトナム人女性が、祖国の悲惨な歴史を語りつつ、国花である蓮(はす)の佇(たたず)まいを「泥から出(い)でて、泥に染まらず」と表し、その凛とした姿が自分のテーマだという。
人生の理想にかぎらない。
そこで負った傷や苦労も、消し去りたい「不幸」ではなく、みずからが取り組むべき「テーマ」としてとらえると、それと向きあう力も湧いてくる。
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。