折々の言葉
がらんどうの頭蓋骨(ずがいこつ)〜折々のことば・鷲田清一#1682〜
2020/01/24
2019年12月28日の小池昌代の言葉。
続き
背後を思うとき、自分ががらんどうの頭蓋骨(ずがいこつ)になったような気がする。
鷲田清一の解説。
後ろ姿というのはよりによって当人だけが見られないもの。
それは無防備に他人の視線に晒(さら)されている。
だからそれにふれる時、「見てはならないものを見たようで後ろめたい感じを覚える」と詩人は言う。
見えない背面、それは絶対に体験できない自己の死に似ている。
<私>の存在はその意味ですでに「彼岸」へと明け渡されている。
随想集『暗雲の下で卵をあたためる』から。
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。