折々の言葉
視野のうちから自分自身の姿を消す〜折々のことば・鷲田清一#1638〜
2019/11/19
朝日の第一紙面。11月13日。土屋恵一郎の言葉。
続き
面をつけることは、視野のうちから自分自身の姿を消すことである。
鷲田清一の解説。
そのことで、能の演者は大地に確(しか)と立つ自らの身体を失って、観客の視線にさらされ、その中を心もとなく漂うばかりになると、自身も能に親しむ法学者は言う。
こうして受動的で不安定な状態に置かれた演者は、「身体感覚の浮遊をしっかりと支える」べく、腰を入れ、身を前に傾ける。
生とは受難の連続。
それを「押し返していく」レッスンとして舞はあるのか。『能』から。
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。