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  1. コラム
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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
アロマオイル
2017/10/27
体質改善のアロマオイルを作る〜ナード・アロマインストラクターコース〜  
昨日は、月2回のナードのアロマ・インストラクターコースの講座の日でした。
「レッスン5 からだのしくみと働きの基礎知識〜ホメオスタシスと健康維持、体質改善」で、アドバイザーコースの時にも学んだ、医学の父ヒポクラテスの「四体液説」が出てきました。
…もう少し詳しい形で。
続き
アロマオイル
2017/08/25
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson3(1)〜精油の芳香性分類の基本〜  

昨日の、ナードジャパン認定校メディカアロマでのインストラクターコースの講義は、まるで化学の授業でした。

遠い昔に「化学 I」をひたすら頑張った(「化学II」の名目で「化学I」を学ばされたような…)文系生徒としては、なかなか手強い。

 

「精油に含まれる芳香分子は、炭化水素か、炭化水素の骨組みに官能基の付いた分子」と言われても…、「官能基」につまずくわけです。

官能基とは「有機化合物の分子内に存在し、化合物の特徴的な反応性の原因となるような原子又は原子団」ということですが、…すでに「官能基」という用語に、居心地の悪さを感じたりします。

…そもそも「用語」が落ち着いて私の中に入ってこない…というのを実感します。

 

「炭化水素か、炭水化物の骨組み」=「骨格」に3つあって「テルペン系」(=イソプレン骨格)「芳香族」(=ベンゼン環骨格)「脂肪族」(=鎖状骨格)。こちらを横軸に取ります。

(イソプレンはC5H12の分子式を持つもので、通常は単独で存在せず、2つ以上が結合して存在しているそうです。)

 

縦軸は「官能基」で、「官能基なし」から始まり、「水酸基−OH」「アルデヒド基−COH」「ケトン基−CO−」「カルボキシ基−COOH」「エーテル結合−O−」「エステル結合−COO–」と並びます。

これを組み合わせる訳です。

 

たとえば、テルペン系の「官能基なし」は「モノテルペン炭化水素類」と「セスキテルペン炭化水素類」の2つ。テルペン系の「水酸基」は「モノテルペンアルコール類」と「セスキテルペンアルコール類」と「ジテルペンアルコール類」の3つとなります。

 

モノ、ジ、トリ、テトラ…は1、2、3、4、だったと思うのですが、セスキって?と思いました。

(ラテン語と思い込んでいたのですが、ギリシャ語でした…。)

セスキは1.5なんだそうで、イソプレンは通常は単体では存在しないので、イソプレンが2つのテルペンをモノテルペン、3つのテルペンをセスキテルペン、4つのテルペンをジテルペンと言うそうです。

 

…疲れますよね。この辺でやめます。

 

まあ、そんな化学の授業の中にも、楽しい実習があって、昨日は「ローズの香りのボディミスト(ローション)を作りました。

 

・バスオイル(乳化剤)…10滴

・ローズ精油……………… 1滴

・ローズウォーター………50ml

 

ローズはホント高価で、1滴で260円! でも、とんでもなくいい香りに包まれます。

ローズ精油を生成するときに生まれるのが「ローズウォーター」で、その二つを組み合わせると、本来の「バラ」の香りに近いものが生まれます。

(アプリコット油で1%に希釈した「プレミアム ローズ」もありますが、それでも10mlが7800円もします。)

 

今日から入院する母に持たせようかな、と思います。

画像の一番左のボトルに、今回作ったボディミストが入っています。


アロマオイル
2017/08/19
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson2(2)〜植物から精油を取る方法〜  
昨日は久しぶりにナードジャパン認定校メディカアロマで、インストラクターコースの講義がありました。
講師の中田尚美先生は、アロマのことを楽しそうにお話しされます。
「先生は、本当にアロマのことがお好きなんですね。聞いていて、そう思います。」いつもそう思い、…そして昨日初めてそうお伝えしたのでした。
「とても素敵です」と。

学校の授業でもそうですよね。
多分、…何かよくわかんないけど、先生がとても楽しそうに話してくれてたら、なんだろな?と思って興味を持ちますよね。
新しい「もの」との出会いは、そんな風に「先達(せんだつ)」がいて、そんなにいいものなんだったら、ちょっと覗いてみようかなって気になって、時にはそこから自分でハマり込むことになったり…ということなんだと思う。
新しい「もの」そのものに感動するときもあるけど、そんな出会いはそうそうなくて、それよりはその「もの」を教えてくれる人がその「もの」がどんなに好きか、に感動するんだと思う。

私もね、特に詩の授業が好きだったのですが、それは私が詩が好きだったから、だと思います。
ああ、この詩、素敵!と思ったことを、どんな風に伝えようか、何をどの順で組み立てたら、その「素敵!」が伝わるだろうか、私の「素敵!」以外にどんな「素敵!」を生徒たちは発見したんだろうか? …と興味は尽きなかった記憶があります。

あ、話が横道に逸れました。
インストラクターコースのレッスン2の2回目は、「植物から精油を取る方法」。
アドバイザーコースででも、簡易的には説明されていたのですが、今回は詳細に。

まずは「水蒸気蒸留法」。アロマテラピーで使われる精油の多くがこの方法で採油され、ハーブウォーターもこの方法で得られます。その水蒸気蒸留法に中に、3方法があります。
① ウォーター・ディスティレーション…植物を沸騰水に直接触れさせた方法
② ウォーター・スチーム・ディスティレーション…蒸留釜にすのこ状の板を設置して植物を入れ、板の下に水を入れて加熱する方法
③ スチーム・ディスティレーション…蒸留釜に植物を入れ、そこにスチームを流し込む方法

ほとんど①の方法によるんだそうですが、加熱による成分の変性を起こさないのは②と③。
③は、ゆっくり蒸すことになるので、さらにいい方法なんですが、とにかく時間がかかって、1時間以上、場合によっては4、5時間を必要とするようです。

次に「圧搾法」。
主に柑橘類の果皮から精油を採取するのに使う方法で、柑橘類の果皮を加熱しないで潰したり傷つけたりして、油室にある精油を取り出します。
この方法で、重い芳香分子も採ることができます。
フランスやベルギーなどでは、この方法で採ったものを「エッセンス」と呼び、「エッセンシャルオイル」と区別することがあるそうです。

最後は「抽出法」。抽出材料によってさらにいくつかに分類されます。
(1)油脂吸収法(油脂吸着法)…精製して無臭にした牛脂、豚脂、オリーブ油などを用いて、花などを浸して芳香成分を吸着させる方法
    ① 温湿法(マセレーション/マセラシオン)…油脂を60〜70℃に加熱して花を浸す方法
    ② 冷湿法(アンフルラージュ)…室温で油脂に花を置いて香りを吸着させる方法

・ポマード…香りを高濃度に吸着させた飽和油脂
・アブソリュート…ポマードをアルコールで処理して精油のみを抽出したもの

(2)溶剤抽出法(揮発性溶剤抽出法)…ノルマルヘキサンなどの揮発性溶剤を使用して花などの芳香分子を抽出し、その後アルコールで処理する方法。加温しないため、熱変性が少なく、水溶性成分を含む。

・コンクリート…芳香成分を抽出した後、溶剤を取り除いたロウ状のもの→コンクリートをアルコールで処理して「アブソリュート」」精油を得る。
・レジノイド…樹脂などの原料をアルコールで抽出し、さらに濃縮して得た可溶性樹脂を含むもの
・オレオレジン…ある種の植物乾燥物(スパイスなど)を揮発性溶剤で抽出して溶剤を除去して得たペースト状のもの
・芳香チンキ…アルコールなどの溶剤で抽出し、溶剤を回収後に抽出濃縮物をアルコールに希釈したもの

(3)超臨界流体抽出法…常温では気体である炭酸ガス(二酸化炭素)などを加圧、冷却して抽出溶剤とし、精油を抽出する方法。(抽出後、常温に戻すとガスは揮発して精油は残る)

注目の方法だそうですが、大型の装置が必要でまだ流通量が少なく、アロマテラピーでの使用例が少ないのが現状だそうです。
水蒸気蒸留法や圧搾法で採られた精油とは成分の構成が異なっていて、エビデンスが少ない、とのことでした。(ナードのエビデンスは水蒸気蒸留法によるもの)


このレッスンで、アドバイザーコースででも扱った「パルマローザ」という精油をもう少し詳しく学びました。
この精油には「鎮痛作用」「抗菌作用」があり、感染症に効能があるということを学んだので、レッスンが終わってからルームに寄って、朝から少し喉が痛いと言っていた子ども用に喉用のジェルを作りました。
また、ギブスをしている母の指先が紫色になっていたので、「鬱滞除去」にはヘリクリサム、と教えていただいたのですが、持っていなかったので、ローレルとラヴィンツァラで代用したジェルを作りました。
ローレル3滴、ラヴィンツァラ1滴を10グラムのジェル基材に混ぜ合わせると、2%の濃度になります。
子ども用には15%の濃度ですので、10グラムのジェル基材に対して30滴。
中田先生にお聞きすると、すぐにレシピと濃度を答えていただけるので、本当に凄いなあと思います。ありがたいです。

画像は、子どもに作ったジェル10g。

アロマオイル
2017/07/28
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson2(1)  
昨日は、ナード・ジャパン認定校メディカアロマまで、レッスンを受けに行きました。
およそ月2回ペースです。
昨日のテーマは「異性体」。
「異性体」とは、「分子式が同じで構造が異なる化合物」のこと。
芳香分子の異性体では、香りや作用が異なってくるそうです。

芳香分子に関係する異性体は、「構造異性体」と「立体異性体」。
「構造異性体」とは、「同じ分子式を持ちながら異なった構造式で表される化合物の関係」。
「構造異性体」の中でも、「官能基が結合する位置や二重結合の位置の違いによって生じるものが「位置異性体」。
例として、「α−ピネン」と「β−ピネン」が挙げられていました。これは、二重結合の位置が違うものです。

「立体異性体」とは、分子が三次元構造のために存在するもので、そのうちの「幾何異性体」は「C=Cの両側に結合する2個ずつの原子または原子団が、それぞれ同一でない場合に生じるもの」だそうです。
C=Cを結んだ線に対して、同じ原子または原子団が同じ側にあるものをcis(シス)体、反対側にあるものをtrans(トランス)体と呼びます。

模型で作ってみました。
trans体。(ゲラニオール)


cis体。(ネロール)

赤で表したOH基の付いている向きが違いますよね。
一般的にcis体の方が、「良い香り」とされているそうです。

…しかし、こんなグッズが売っているんですね。
ホント、化学の授業みたい…。

「立体異性体」のうち、もう一つ、芳香分子に関係するものがあって、それが「光学(鏡像)異性体」。
芳香分子ではテルペン系に特有の異性体です。
「不斉炭素原子(=炭素原子に結合する原子や原子団が4つとも異なる炭素原子)の存在により生じる異性体」で、互いに鏡に映したような関係になります。
たとえて言えば、右手と左手の関係。

モノテルペン炭化水素のリモネンを例に説明されました。
d−リモネンは、旋光度が右回り(時計回り)で、+に帯電。l−リモネンは、旋光度が左回り(反時計回り)で−に帯電。
d−リモネンの固有作用は、肝臓強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動(ぜんどう)運動促進作用、血圧降下作用がありますが、l−リモネンには、固有作用はありません。
d−リモネンが多い精油は柑橘系で、レモン、オレンジ・スイート、ベルガモットなどです。

逆にl−に固有作用がある例としてはl−メントール。モノテルペンアルコール類です。
l−メントールの固有作用には、血管収縮作用、鎮痛作用、肝臓強壮作用、筋肉弛緩作用があります。
l−メントールが多い精油は、ペパーミントです。

あとは、「極性」の話。
共有結合している分子内に電気的な偏り(電荷の偏り)があるもの、イオン化していたり、水酸基(OH基)が多くて水に親和性のあるものを「極性がある」と言い、極性がないものを「無極性」と言うそうです。
一般的に、極性のあるもの同士、ないもの同士は混じりやすく、極性のあるものとないものは混じりにくいようです。

メ一杯、化学のお勉強、でした。

画像は、富良野の富田ファームで見かけた、ハンギングバスケット。

アロマオイル
2017/07/19
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson1(3)  
昨日のアロマの講義は、Lesson1の残り少しと、Lesson2に少し入った内容でした。
Lesson1の残り少し、の部分は、「植物が精油成分を作る理由」です。
これがなんとも興味深いお話でしたので、今日はこれをレポートしたいと思います。

「植物が精油成分を作る理由」として、
  ・花粉媒介動物の誘引
  ・食害動物の防御
が、まず挙げられていました。

「花粉を運んでくれる虫」などを誘うような香りを放ったり、花や葉っぱを食べてしまうような虫や動物などが避けて通るように、そういった輩が嫌うような匂いを出したり…ということです。
これらはまあ、なんとなくわかります。続いて、
  ・アレロパシー(他感作用)として

アレロパシーの説明として、中田先生が例に挙げられたのは「桜の葉」の匂いです。
桜葉の匂いはクマリンという成分の匂いだそうですが、これは葉が傷つくすることによって出るそうです。
普通の状態の時には出ないそうで、これによって「今、自分は、傷ついた状態にあるよ」と周囲の仲間に「知らせて」いるそうなのです。

「傷ついている状態」など、植物にとっては良くないことで(腐っている、ということだから)、そういった自分の状態を「匂いでもって発信」することで、周囲の仲間に、「気をつけろ!」と注意を促しているそうなのです。
同時にその匂いでもって虫を寄せ付けないことで親木を守り、他の植物の生育を妨げることで、テリトリーを守っているそうなのです。

なんとまあ、びっくり!ですよね。
「まさしく他の仲間と『共存』しているのですね!」と私は叫んでしまいました…。

そうみたいです。
植物は動物と違って、「動かないこと」「自分で生きていくための栄養を作り出すこと」を選択したのですが、でも!「仲間とともに生きていくこと」は一緒なのですね。

さらに
  ・抗菌・防虫作用として
ですが、この例としては、森林浴の話をされました。
「森の成分」(=フェトンチッド)というものがあるらしいのですが、これはテルペン類の「αピネン」の香りで、これは虫が嫌う匂いでもあるそうで、天然の虫除け剤なんだそうです。

あとは、
  ・植物間コミュニケーションとして
  ・紫外線吸収作用・抗酸化作用として

「植物間コミュニケーション」とは、たとえば、一つの花が咲いたら次々と咲くのは、咲く時期を香りで促している、ということがあるそうです。
「紫外線吸収作用」があるのは、ベンゼン環を有する「(芳香族)フェノール類」で、「抗酸化作用」は、「ポリフェノール」。「ポリ」は「2つ以上」という意味だから、「フェノール類」が多く連なったもの。

こんなお話をしても、さっぱりわかりませんよね。
えっと、「芳香族アルデヒド類」が多く含まれている精油は「シナモン・カッシア」。「フェノール類」が多く含まれている精油は「オレガノ」と「クローブ」でした。
「ポリフェノール」は赤ワインなどに多く含まれるものでしたよね。
老化は「酸化作用」なので、「抗酸化作用」があると、老化を防ぐ、ということになります。

今回のトピックは「植物の共存を、精油を作ることでも確認できる」ということでした。

画像は、この前旭川まで飛行機で飛んだ時のもの。翼を撮るのが相変わらず好きみたいです。
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