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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
  3. 詩の世界
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
詩の世界
2017/09/04
感じることが自分を知る手がかり〜中原中也の詩「湖上」〜  
朝夕がずいぶん涼しくなりました。
夜見上げるお月さまもだんだんまあるくなってきています。…もうすぐ満月、でしょうか。
ぽかんと浮かんだ、まあるい満月も、天高く煌々(こうこう)とした光を放つ満月も好きなのですが、私は新月も三日月にも心魅かれます。
新月には、その鋭さに。
三日月には…そうですね、千家元麿の詩に「神さまの角(つの)のような…」という表現があったな…と遠い昔の記憶が蘇ります。

今回は中原中也の「湖上」という詩を。「読書への誘い」第52号で紹介したものです。
続き
詩の世界
2017/09/01
「いっしょにくらしていく」ということ〜池下和彦の詩「いつ」〜  
もう少し、池下和彦さんの詩を紹介させてください。
『母の詩集』の最初から4番目の詩は、医師から母が「アルツハイマー型老年痴呆」と診断された時のものです。


         「アドバイス」     池下和彦

  同じ病気で肉親をなくした知り合いが、
  ちょっと声を落としていう
  この病気の本当にこわいところは
  知的能力がくずれても感情はさいごまでのこる点だ
  ぼくはうんざりしていう
  そのアドバイスなら聞いた
  別の人からも聞いた
  なんども聞いた
  知り合いは動じることなくつけくわえる
  いや大切なことは
  そのなんども聞いた出来事の今度は
  君が当事者になるという点だ
続き
詩の世界
2017/08/31
「ふたりの間の真実」〜池下和彦の詩「川」〜  

知人から渡されて、今手元に1冊の詩集があります。

童話屋から2006年に出版されている『母の詩集』。2012年に第2刷の発行です。

池下和彦という方の、「認知症の母を詠った詩集」と本の帯にあります。

「アルツハイマー型老年痴呆」と診断されたところから、最初の詩は始まります。



      「約束違反」 池下和彦

                平成三年秋、母はアルツハイマー老年痴呆と診断された

 

  その医者は

  母を

  アルツハイマー型老年痴呆だという

  今の医学ではなおらない病気だという

  なおらないから老年痴呆なのだと駄目を押す

  つける薬もないという

  のんでも気やすめなのだと駄目を押す

  そんなに駄目を押すこともないだろうに

  脳が縮んで

  しまいには消えてしまうのだという

  からだが残って

  脳が先に消えてしまうだなんて

  そんなの約束違反じゃないか

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詩の世界
2017/08/23
状態の悪い自分とつき合う方法〜中原中也の詩「北の海」〜  
お盆を過ぎましたが、まだまだ残暑厳しいですね。
日中の気温は、連日34℃まで上がっているようです。
でもまあ、日没後の気温は、少し下がって過ごしやすくはなりました。
今朝は、なんとなく冬の、波が荒い日本海を思わせる詩を。「読書への誘い」第25号で紹介したものです。
続き
詩の世界
2017/08/18
「日常」に潜む「非日常」〜平田俊子の詩「あいさつは大事」〜  
今朝はちょっと風変わりな詩を。「読書への誘い」第2号で紹介したものです。

  

 


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