折々の言葉
「場に入り込む」ことが先〜折々のことば・鷲田清一#2045〜
2021/01/09
2021年1月7日の「折々のことば」。田附勝(たつきまさる)の言葉。
続き
撮影することが仕事だけれども、その前に「場に入り込む」ことが先だと考えている。
鷲田清一の解説。
幕末から明治にかけて全国を放浪した絵師・蓑虫山人(みのむしさんじん)(土岐源吾)に魅せられた写真家は、その足跡をたどる旅の中で、山人と自分、2人の存在がシンクロしてくるのを感じる。
地の人々の暮らしの中に身を挿(さ)し込むことでようやくそこに沈澱する何かが撮れるようになる。
山人の絵に漂う「優しさ」の正体もそこにあったと。
『蓑虫放浪』(文・望月昭秀)の「あとがき」から。
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。