釈迦に帰依し、出家したら、戒律を守らなければならない。
「戒」とは、起こしてならないこと。時代によって変化しない。
「律」とは、日々の生活習慣。時代によって変化する。
「得度式」は入門式のことで剃髪する。
「具足戒」とは、戒を具足することで、「受戒」ともいい、正式の僧侶になる。
戒は男子250個、女子348個。女子の数が多いのは、時代が下ってから定められたから。
そうして、戒を守っているかどうかの確認を月2回の「布薩会(ふさつえ)」で行う。
その確認を行う集団がサンガ。
…となると、サンガは単に「仏教を信じる者の集まり」ではないのだな、と気づきました。
「帰依する」とは戒律を守って初めて言えることなのだ、と。
では、何のために戒を守るのか。
それは、生活をしやすくするためだというのです。