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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
  3. ゲシュタルト療法
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
ゲシュタルト療法
2021/06/20
うつるとも 月もおもはず うつすとも 水もおもはぬ さる沢の池〜陣内裕輔さんのオンラインセミナー「禅とゲシュタルト」〜  
この前のレズニック博士のオンラインセミナーのあと。
主催者の陣内さんが、オンラインセミナーをされる、というので早速申し込みました。
なんでも、今年の4月13日に、ブラジルのゲシュタルトセラピストとの交流会で、「サトリとゲシュタルト」というテーマで講演された、とか。
その時のお話に、実際の坐禅を加えた内容、というので。
とても楽しみにしていました。

事前に示された案内は次のとおり。

▽ 目的:ゲシュタルトが禅から受けた影響について学ぶ
     ・ゲシュタルトの理論ー現象学、実存主義、場の理論、“我と汝”と禅仏教理論の関係
     ・なぜゲシュタルトのワークをやる人が、坐禅をしたほうがいいのか(その逆も)
     ・セラピーの現場で、禅をどう活かすか

▽ プログラム
  ・レクチャー
  ・坐禅ー呼吸瞑想の実践
  ・実験ー坐禅が対話にどう影響するか
  ・ディスカッション

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ゲシュタルト療法
2021/06/06
ゲシュタルトを学ぶことは、自分自身であることの探求〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト8〜  
いよいよ、終盤。
さすがに。ちょっと疲れを感じる。だって。コラム1つに3、4時間費やしているもの。
もう終わりたい気持ちが半分。
残り半分は、レズニックさんの言葉を最後までもう一度確認しておきたい、という欲望。
欲望が、ほんの少し上回って。それで文字起こしを始める。

<SV1 解説と質疑応答>
・酒にも煙草にも言えることだが、ワーカーはそれがバウンダリーに関するものだということに気がついていた。そしてそこにはお母さんが関わっているのだろうということも。プライベートな部分で。
・セラピストが、それが「おしゃぶりなんだよ」というふうにクライエントに言ったとしたら、その「おしゃぶり」というのは、おそらく、そのセラピストにとっての問題。
・人によっては、男性の場合は、煙草を吸うというのが、男の象徴だったりする。女性の場合は、煙草を吸うというのは、洗練された自分、という、その象徴だったりする。だが、そうした意味付けというものは、クライエントから出てくるものでなければならない。(今回)セラピストが何かしらの意味を、ワーカーに押し付けてなかった、というのは、とてもいい。そして、セラピストはちゃんとワーカーと共にいた。
・そしてもちろん、禁煙って難しい。だが、ほんの短い10分休憩の間にも、どうしても吸いたくなるというのであれば、ニコチン依存ではない。

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ゲシュタルト療法
2021/06/06
終わりがある中で、出会うということ〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト7〜  
30日にはワークが2つあって。
3つ目のワークの後の解説から。

<ワーク3 質疑応答と解説>

<質問①> (ワークは)ワーカーの、今ここで淋しさを感じる、ということを大事にされたように思う。それは、あなたが言う「新鮮な魚」を大切にするということか?

・クライエントの、その時のその状態のクライエントに出会いたい。先程のワークの中にも、ワーカーの状態は、淋しさを感じて、それを押し殺そうとしている、そういう状態だった。その時の、今のワーカーに出会うことができれば、それを変えようとすることなしに出会うことができれば、第一幕は上がってくる。出てくる。
・第一幕の問題は、自分は永遠には存在しないだろうという、実存主義的な問題だった。生物が永遠に存在するということはない。そのことに対する心配が、第一幕の主要な部分。だから、淋しさを押し殺す。人と繋がりたいけれども、いずれその人たちもいなくなってしまうから、終わってしまうから、繋がれない。
リアルに留まるということが非常に重要。その実存的なリアリティを認めるということが重要。私たちみんな、いずれは死ぬ。いつか死ぬかどうかということに対して、私たちには選択権はない。必ず死ぬから。私たちに選択できるのは、その時までの時間をどう過ごすか、ということ。
・多くのセラピストたちが、いずれ死ぬということ、それでもいいんだ、OKなんだというふうにしようとしている。それを考えたり感じたりしないように、クライエントを手助けしようとする。だが、クライエントはそれは真実ではない、ということを知っている。私たちみんな、それが真実ではない、と知っている。
私たちは皆、それぞれに終わりがあるんだということを知っている。関係性においては、その死が来る前でさえ、誰かと別れる、その関係性の終わりが来る可能性があるんだ、ということも知っている。
・つながることのリスクというのは、いずれ自分の心が病んで、がっかりする、という、そうなるかもしれない、というリスク。
・そして、ひとりでいるということを保障していくと、覚悟していくと、そのままずっとひとりぼっちで淋しいということになる。ワーカーが実際に今、どういう状態にいるのか、ということを表現した時に、私とワーカーとの間での繋がりができた。
そのワーカーが、私に影響を与えたから。そして私がこういうふうに影響を受けました、ということをシェアしたことによって、繋がりができた。その瞬間の、ワーカーの人となりと私の人となりが、出会った。

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ゲシュタルト療法
2021/06/05
ホメオリシスとは、状況の変化の中での自己調整〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト6〜  

ゲシュタルトの流れ(つづき)

私たちは1935年のゲシュタルトセラピーを冷凍保存しておきたくはない。その状況に合わせて、場に合わせて、場の変化に合わせて、常に進化していくもの。それが発展というもの。状況が変われば、自己調整が何か、ということも変わっていく。

・マラソンを走っている時には、走り終わった時には大きく息を吸うのが、自己調整にすごく役立つ。でも海に飛び込んで海中にいる時に、大きく息をしたら死んでしまう。こっちの状況においては、大きく息を吸うことは自己調整になる、でも別な状況においては大きく息を吸うことが自殺につながってしまう。大事なのは、状況。その状況にどう合うか、ということ。

・だから文化を変えようということは私たちはしない。あるいはみんなを同じにしようとすることも、私たちはしない。ただ、その人がその人の環境の中での自分の自己調整を発見していく、その手助けをしていく。

変化や、調整や、バランスを取っていくということは、決して終わりがないもの。

・たとえば、日本の教えられているゲシュタルト、それはパールズが椅子やエンプティーチェアを使って、たくさんの実験をしていた頃にゲシュタルトを学んだ人が教えてきたもの。その当時は、カリフォルニア・サンフランシスコで、春だった。そのサンフランシスコの春のようなもので、サンフランシスコの全体ではない。

・2年後には、パールズはエンプティーチェアではなく、現象学に焦点を移していた。また2年後には、もはや現象学ではなく、対話に焦点を移していた。セラピーも、より大きな状況に合わせた自己調整をしていく必要がある。

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ゲシュタルト療法
2021/06/04
洞察とは異なる「気づき」という方法〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト5〜  
29日分が、まだ終わらない。
二人目のワークがあって。その後。

<ワーク2後のコメント>

<質問①> ワークではなく、最後のフィードバックについて。レズニックさんはいつも「クライエントから、自分がどのように影響を受けたかについて、話してください」というふうに言うが、それがとても新鮮な感じがする。つい、クライエントに対して何か思ったことを言おうというか、そういう感じになりやすいんだけど、自分はどう影響を受けたか、という言葉を使われるところについて、少し説明してください。

・2つある。1つは、そういうふうに言ってもらわないと、クライエントは自分がみんなにどう影響を与えたのか、与えないのか、与えるとしたらどんなことなのか、ということがわからないから。井戸に小銭を落とすようなもので、ぽとんと落として耳を澄まして、あ、底に届いたな、ということに気がつくというような微かなもので。みんなの反応がどんな感じなのか、というのは言ってもらわないとなかなかわからない。感覚的に同じようなことをみんな感じているのかなとか、あるいは全然違うことを感じているのかなとか、そもそも私のワークに、みんなは関心あるのかどうなのか、ということも、言ってもらわないとわからない。
・もう1つの理由は、そういう時間を持つことによって、見ているみなさんがただ引いて見ているだけではなくて、ちゃんと、自分が感じたことを表現する機会が得られるから。ありがとうと言ったり、なんてワークなの! 怖かったよって言ったり、そういうふうに自分を表現する機会が得られるから。

<質問①–2> 特に「影響を受ける」という言葉が新鮮だったが、そこはどうでしょう?

・どんなふうに、それが自分を変えたのか、どんなふうな衝撃を自分に与えたのか、影響を与えたのか、ということを聞きたくて、そういう表現を使っている。自分が感じたことをフィードバックして欲しい。
・クライエントがワークの中でしたことに関するコメントを言うが、それが自分にどんな影響を与えたか、ということを全然言わない人もいる。言葉の違いがあると、その辺りがとても難しくなるが、同じ言語で聞いても、そういうふうなフィードバックをするというのはすごく難しいこと。

続き
ゲシュタルト療法
2021/06/03
プロセスに焦点をあてると「機会」が得られる〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト4〜  
29日の続きです。

<質問2> 第二幕の問題と思って来ているクライエントに第一幕に気づいてもらうことはとても大事なことだと思うが、あまりそこに触れたくないクライエント、抵抗があるということに対してはどう考えるか


・最終的には、いつも困った状況になっていて、その状況がどんなふうに生み出されているのか、にフォーカスすることを、繰り返し促していく。

・元々の困ったところを見たくない、感じがしているクライエントは、その見たくない感じ、はどこから来ているのでしょうね、とそこに目を向けてもらうようにする。

その人の今の状態をこちらから変えようとするとか、その人が今やっていることをやめさせようとするとかではなく、どうもそこをやりたくない、というその気持ちがどこから来ているのか、そして、その気持ちが、今悩まされていることにどう関係しているのか、どう「寄与」しているのか、ということを見ていってもらう。

・最終的な結果、「あなたは直したいと思っているような傾向があり、そのことに私が気付いています」ということを相手に伝えることもある。

・「何回ぐらい、それを試みてみましたか?」「何回ぐらい試みたけど、うまくいかなった、ということがありましたか?」あるいは「一度はうまくいったけど、続かなかったということをどれくらい繰り返して来ましたか?」ということを聞く。「ダイエットを何回試みたか?」と聞くと大抵は笑う。100回ぐらい試みているから。「100回試みて、それで次にあなたはどういうやり方をするのか、どういうふうに違ったやり方をするのかに、私は興味があります」と伝える。

 

続き
ゲシュタルト療法
2021/06/01
ニーズは「意識を変える」こと〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト3〜  
29日の最初のレクチャーの続きです。

(問題解決を望んでいるクライエントと共にいる、ということに話を戻す)

<本当のニーズを探る>
 (例)こういうクライエントがいた。他の人の望みにどんどん合わせていく人、そして自分の中でイライラがどんどん溜まっていく人。一歩引く。そしてちょっとしたことがきっかけとなって、爆発してしまう。彼の望みは爆発しないようにする方法を見つけること。脛を自分に立てて、一生懸命怒りを抑えようとしたりした。私はそれはいいことだと思う。彼が自分の子どもを打ったり妻を打ったり友人をぶったりしないでいることは。でもどうやってその、ワーとなるギリギリのところに自分を持っていっているのか、そこに目を向けて欲しかった。どうして望まないことに対して、それはイヤですとか、やめてくださいとか、言わないように自分をしているのか、そこに目を向けて欲しかった。
我慢している時に彼は自己調整を妨げている。


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