昨日のゲシュタルト トレーニングコースで、ファシリテーターの白坂和美さんから「ゲシュタルト療法ってどんなもの? というのを誰にどんな風に説明しますか」という「お題」をもらい、メンバーそれぞれが考えてプレゼンテーションするというワークをしたのですが、その時にふと思い出したのが「私の『青』は/あなたの『青』なのだろうか?」というフレーズでした。
誰の何という詩だったか、全部を思い出すことができなかったので、別の説明の仕方を考えましたが、実は「読書への誘い」の第10号で紹介していた、川崎 洋の「言葉」という詩でした。
言葉 川崎 洋
演奏を聴いていなくても
人は
♪を耳の奥に甦らせることができる
言葉にしなくても
一つの考えが
人の心にあるように
むしろ
言葉に記すと
世界はとたんに不確かになる
私の「青」は
あなたの「青」なのだろうか?
あなたの「真実」は
私の「真実」?
(詩集『祝婚歌』・1971年刊)