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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
  3. ゲシュタルト療法
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
ゲシュタルト療法
2021/11/06
「さよなら」と私はその人に告げた〜「対話deナイト」でのゲシュタルトCFO(セラピスト・ファシリテーター・オブザーバー)体験〜  
11月3日のフォーカシングの後、4日の夜にゲシュタルト仲間のzoom自主練グループである、TDN(「対話deナイト」)に参加した。
その日は参加者9名。3名ずつの小グループに分かれてCFOをした。
(あ、今気づいたけど。「対話deナイト」のナイトは夜に行われるミーティングを指していると思ってたけど、「deナイト」って、「でないと(いけないよ)」の意味も含んでいたのかな?)

主催者は、アットランダムにグループ分けしたらしいのだけど。
以前から見知っているAさんBさんとのCFOとなった。

ワークを受ける番が来て。
私は前日にフォーカシングのセッションを受けたことを話し、その同じテーマをゲシュタルトで扱うとどんなふうになるか、それを知りたい、と言った。
Aさんがファシリテーターで、ワーカーは私。Bさんオブザーバー。

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ゲシュタルト療法
2021/06/20
うつるとも 月もおもはず うつすとも 水もおもはぬ さる沢の池〜陣内裕輔さんのオンラインセミナー「禅とゲシュタルト」〜  
この前のレズニック博士のオンラインセミナーのあと。
主催者の陣内さんが、オンラインセミナーをされる、というので早速申し込みました。
なんでも、今年の4月13日に、ブラジルのゲシュタルトセラピストとの交流会で、「サトリとゲシュタルト」というテーマで講演された、とか。
その時のお話に、実際の坐禅を加えた内容、というので。
とても楽しみにしていました。

事前に示された案内は次のとおり。

▽ 目的:ゲシュタルトが禅から受けた影響について学ぶ
     ・ゲシュタルトの理論ー現象学、実存主義、場の理論、“我と汝”と禅仏教理論の関係
     ・なぜゲシュタルトのワークをやる人が、坐禅をしたほうがいいのか(その逆も)
     ・セラピーの現場で、禅をどう活かすか

▽ プログラム
  ・レクチャー
  ・坐禅ー呼吸瞑想の実践
  ・実験ー坐禅が対話にどう影響するか
  ・ディスカッション

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ゲシュタルト療法
2021/06/06
ゲシュタルトを学ぶことは、自分自身であることの探求〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト8〜  
いよいよ、終盤。
さすがに。ちょっと疲れを感じる。だって。コラム1つに3、4時間費やしているもの。
もう終わりたい気持ちが半分。
残り半分は、レズニックさんの言葉を最後までもう一度確認しておきたい、という欲望。
欲望が、ほんの少し上回って。それで文字起こしを始める。

<SV1 解説と質疑応答>
・酒にも煙草にも言えることだが、ワーカーはそれがバウンダリーに関するものだということに気がついていた。そしてそこにはお母さんが関わっているのだろうということも。プライベートな部分で。
・セラピストが、それが「おしゃぶりなんだよ」というふうにクライエントに言ったとしたら、その「おしゃぶり」というのは、おそらく、そのセラピストにとっての問題。
・人によっては、男性の場合は、煙草を吸うというのが、男の象徴だったりする。女性の場合は、煙草を吸うというのは、洗練された自分、という、その象徴だったりする。だが、そうした意味付けというものは、クライエントから出てくるものでなければならない。(今回)セラピストが何かしらの意味を、ワーカーに押し付けてなかった、というのは、とてもいい。そして、セラピストはちゃんとワーカーと共にいた。
・そしてもちろん、禁煙って難しい。だが、ほんの短い10分休憩の間にも、どうしても吸いたくなるというのであれば、ニコチン依存ではない。

続き
ゲシュタルト療法
2021/06/06
終わりがある中で、出会うということ〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト7〜  
30日にはワークが2つあって。
3つ目のワークの後の解説から。

<ワーク3 質疑応答と解説>

<質問①> (ワークは)ワーカーの、今ここで淋しさを感じる、ということを大事にされたように思う。それは、あなたが言う「新鮮な魚」を大切にするということか?

・クライエントの、その時のその状態のクライエントに出会いたい。先程のワークの中にも、ワーカーの状態は、淋しさを感じて、それを押し殺そうとしている、そういう状態だった。その時の、今のワーカーに出会うことができれば、それを変えようとすることなしに出会うことができれば、第一幕は上がってくる。出てくる。
・第一幕の問題は、自分は永遠には存在しないだろうという、実存主義的な問題だった。生物が永遠に存在するということはない。そのことに対する心配が、第一幕の主要な部分。だから、淋しさを押し殺す。人と繋がりたいけれども、いずれその人たちもいなくなってしまうから、終わってしまうから、繋がれない。
リアルに留まるということが非常に重要。その実存的なリアリティを認めるということが重要。私たちみんな、いずれは死ぬ。いつか死ぬかどうかということに対して、私たちには選択権はない。必ず死ぬから。私たちに選択できるのは、その時までの時間をどう過ごすか、ということ。
・多くのセラピストたちが、いずれ死ぬということ、それでもいいんだ、OKなんだというふうにしようとしている。それを考えたり感じたりしないように、クライエントを手助けしようとする。だが、クライエントはそれは真実ではない、ということを知っている。私たちみんな、それが真実ではない、と知っている。
私たちは皆、それぞれに終わりがあるんだということを知っている。関係性においては、その死が来る前でさえ、誰かと別れる、その関係性の終わりが来る可能性があるんだ、ということも知っている。
・つながることのリスクというのは、いずれ自分の心が病んで、がっかりする、という、そうなるかもしれない、というリスク。
・そして、ひとりでいるということを保障していくと、覚悟していくと、そのままずっとひとりぼっちで淋しいということになる。ワーカーが実際に今、どういう状態にいるのか、ということを表現した時に、私とワーカーとの間での繋がりができた。
そのワーカーが、私に影響を与えたから。そして私がこういうふうに影響を受けました、ということをシェアしたことによって、繋がりができた。その瞬間の、ワーカーの人となりと私の人となりが、出会った。

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ゲシュタルト療法
2021/06/05
ホメオリシスとは、状況の変化の中での自己調整〜ロバート・レズニック博士のコンテンポラリー・ゲシュタルト6〜  

ゲシュタルトの流れ(つづき)

私たちは1935年のゲシュタルトセラピーを冷凍保存しておきたくはない。その状況に合わせて、場に合わせて、場の変化に合わせて、常に進化していくもの。それが発展というもの。状況が変われば、自己調整が何か、ということも変わっていく。

・マラソンを走っている時には、走り終わった時には大きく息を吸うのが、自己調整にすごく役立つ。でも海に飛び込んで海中にいる時に、大きく息をしたら死んでしまう。こっちの状況においては、大きく息を吸うことは自己調整になる、でも別な状況においては大きく息を吸うことが自殺につながってしまう。大事なのは、状況。その状況にどう合うか、ということ。

・だから文化を変えようということは私たちはしない。あるいはみんなを同じにしようとすることも、私たちはしない。ただ、その人がその人の環境の中での自分の自己調整を発見していく、その手助けをしていく。

変化や、調整や、バランスを取っていくということは、決して終わりがないもの。

・たとえば、日本の教えられているゲシュタルト、それはパールズが椅子やエンプティーチェアを使って、たくさんの実験をしていた頃にゲシュタルトを学んだ人が教えてきたもの。その当時は、カリフォルニア・サンフランシスコで、春だった。そのサンフランシスコの春のようなもので、サンフランシスコの全体ではない。

・2年後には、パールズはエンプティーチェアではなく、現象学に焦点を移していた。また2年後には、もはや現象学ではなく、対話に焦点を移していた。セラピーも、より大きな状況に合わせた自己調整をしていく必要がある。

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